そして…決断! | ココロのコトバ

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起立性調節障害という病気で、中学は2年半完全不登校だった息子。
単位制の通信制高校に進み、見違えるように生き生きと高校生活を楽しんでいます。

前向きに一歩ずつ…息子と娘とシングルマザーの私で歩んでいます。

息子の高校を決めるとき

私の中ではかなりの葛藤がありました


公立の単位制定時制高校 か

私立の通信制の通学コース



単位制定時制高校は公立なので授業料が無料です


母子家庭のうちとしては

こちらに行ってもらうのが本当は良かったのです


今通っている通信制の通学コースは私立なので

年間でそれなりの金額がかかります


家庭事情を考えれば息子に公立高校を受験してもらうことが

本当はよかったのですがこの高校、人気校で倍率も高いのです


最後の最後で私立の通信制に決めたのは2つのことでした


ひとつめは

息子に制服を着て学校に通ってほしい

学級というクラス単位でいろいろな学校行事を楽しんでほしい

中学でできなかったことを経験してほしい

とにかく学校生活を楽しんでほしい

ということです


一方、単位制定時制高校は私服で登校

登校時間も選択制なので

クラスで行動する機会も少なく

それぞれで自分の授業を選択し

教科のたびに生徒が入れ替わり

大学のような感じのようでした


ふたつめは

倍率の高い定時制だったので

万が一、息子が受験で失敗してしまったときのことを考えたからです


公立に落ちたから私立に行かせた、というよりも

最初からこの学校を希望して来ました!というほうが

一度挫折を経験したこの子には良いのではないか、と思うようになりました


もしまた挫折して自信を失ってしまったら

私はもうそんな息子を見るのが辛くて

どうしてよいかわからなくなると思ったからです


ここまでの考えに至るまでには本当に毎日悩みました

両方の学校のHPはもちろんのこと

ネットでの書き込みなど学校に関するあらゆる情報をチェックしました


HPは学校が書いているので良い情報しか得られませんが

掲示板や知恵袋、○ちゃんねるの書き込みなども見ました

実際に通っている人の声や卒業生の声も聞きたかったからです


HPでは知りえない情報も知ることができましたし

悪い情報も頭に置いておきたかったのです


息子の通信制高校は数年前の荒れていた時期の書き込みはありましたが

ある時期からぱったりと書き込みすらなくなっていました


先日の役員会でも先生がおっしゃっていましたが

開校当時は大変だったらしく、荒れていて辞めていく生徒も多かったそうです

数年かかって、先生たちのご努力もあり

現在の素晴らしい校風を築いたのですね


息子はというと

体験キャンパスに参加してから

この通信制高校のほうに心が揺れていたようですが

学費のことを気にしていたのか迷っているようでした


私の気持ちを伝えると

(制服を着て高校生らしい学校生活を送ってほしい!)

気持ちを固めたようでした


通信制のほうは受験はありませんでしたが

試験の点数によって入学金の一部免除制度というのがあったので

それに向けて引き続き

毎日1時間のオープンスクールでの勉強に励んでくれました


生活は厳しくなるかもしれない…

でも

そんなことよりも

息子にもう1度、学校生活を楽しんでほしかった


最後はただそれだけでした


そして私の選択は間違っていなかったと

今は自信を持って言えます(今のところですが…(^^ゞ  




現在、息子は学校祭の準備に燃えています

クラスのステージの出し物はAKBのダンス♪ですって



楽しみです