松本伊代さんは私にとって永遠の心のナースである。

中学時代の自殺未遂のあと、毎晩心に響く朗読を聞かせてくれた

チャレンジ名作ライブラリー というラジオ番組から彼女の優しい声がすさんだ心をいやしてくれた。

「それじゃぁ、また、明日、ねっ! 」でしめくくる

 

 完璧なルクス、

 ありえないほどの極細の体

 やさしい物腰

 個性的な歌声(実は歌唱力はかなり高かったらしい、、)

 無垢な瞳

 

しばらくは寝ても覚めてお彼女のことを考えていた。

個人的な妄想かもしれないがあのようなアイドルが最近出てこないのは残念である。

ともあれ、彼女を愛してやまなかった日々を恥じず、誇りに思おう。

最初に夢中になった大事な存在だ。

 

1982年9月20日の12時過ぎ。

私は48錠の酔い止め薬を飲んだ。

どうやって手に入れたか、それはちょこちょこと家の小銭を地道に集めた。

お釣りをごまかした。

今思えばそれは盗み。

ごめんなさい、と今なら両親に謝りたいが、

いま老齢化している両親にはもう言う勇気がない。

まさか息子が盗んだお金で薬を買って自殺を図ったとは。。

騒ぎは翌朝起きた。

大量の嘔吐により入院。

医者は原因不明という。

病院のベッドで見えたものは、、幻覚。。

小人が見えた

ののしるクラスメイトが見えた。

今思えばなぜ命を絶ちたいと思うまで逃げたい現実があったのか。

極度の自己否定。

社会から脱落したという敗北感。

部活動への恐怖心(これが一番大きかった)。

わからない、、、

 

先日、会社の上司に思いがけず連れて行かれた先が、

赤坂の倶楽部だった。個人で行くことはまずないと思っている場所の一つ。

不可抗力だったからこそこういう機会があった。

同い年の50くらいの熟年の方が横に座り、いろいろろ話しかけてきた。

正直申し上げると早く帰りたかった、時間の過ぎるのが待ち遠しかった。

せめてこの女性が腰までのワンレンを振り乱していたら、、と思って悔やまれた。

実際にはそいういう女性もいた。が、遠くにいた。残念、、

しかし、その30分くらいあとだろうか何気なく心地よい瞬間が訪れた。

ワンレン、、ではなかったが、元気のいい、なんともチャーミングな20数歳の子が横に来た。

お兄さん元気出して、と、友達口調で近づいてくる。

なにかうれしかった、エネルギーがわいてきた。

個人の携帯から電話とCメールまでくれた、来るときは連絡してね、、とのこと

もちろんこれ以上の深入りはしないつもりである。その時間も金銭的余裕もない。

しかし彼女のLINEをみると普通の今どきの若い女性だった。

本当に商売ではなく個人の電話から掛けたのは安心できた。

なんらかの事情で夜の世界で働いているのだろう。

とても魅力的だった、いい人に出会えることを願う。

そして、できればもう一度あの天真爛漫な笑顔を見て元気をもらいたい、、

率直に言う、一夜限りの禁断の恋であった。

いやぁ、、恋とは、甘く、切なく、人を癒してくれる大事な感性なのであるとあたらめて実感いたしました。