今年の学生スポーツは大学によって体育会の活動制限の方針が違ったり、学内に練習施設があるチームは練習どころか施設やグランドにも立ち入れない状況が続いてとっても不公平。
六大学野球でも感じてたけど、対応が慎重にならざるを得ない国立大学であり学内にグランドを持つ東大は、よその大学が5月下旬から練習を始めたのに遅れること2ヶ月、公式戦の2週間前から練習を初めて、練習試合をすることなく夏の公式戦に望んだ。
ラクビー大学対抗戦の筑波大学も同様で、短い練習期間に加え練習試合をすることなくリーグ戦に臨んでるそう。
(その割にはめちゃくちゃ強い!)
更に関西ではチーム内でクラスターが発生してしまって休部状態になった強豪大学もあって、関西のリーグは開幕が遅れているものの、(大学選手権の日程に間に合わすために)超変則の短縮レギュレーションでこれからやろうとしている。
そう考えたら準備期間が全く違う八幡山とか上井草のチームと、フィットネスとコミュニケーションが物を言うラクビーをするのはやっぱり不公平感が否めない。
◆今年の大学選手権は違う形にしませんか?
そんな中で大学選手権をやって例年通りの順位をつけるのは何だか野暮じゃない?
優勝したチームも嬉々と心の底から部歌を歌えるもんかね?
今年に限っては勝利史上主義は置いておいて、接触の多いラクビーだけに他の形にできないものか…。
よそのスポーツでは議論にすらならないと思うけど、『それがラクビースピリッツ!』とすればもしかしたら議論になるかもしれない。
夏に尽く中止になってしまったラクビー祭を新国立競技場を借りてやるってのはどう?
色んな大学の選手が新国立競技場でプレーをして、こんな時だからこそ「スポーツっていいな〜」、「ラクビーって素敵だな〜」と思えるような形になれば素敵だな〜と思うのです。
それでは大学日本一のために汗水流してきた選手が…という意見もあるだろうけど、夏の甲子園が中止になった高校球児も、明治神宮大会が中止になって大学野球日本一が決められなかった大学野球もあるわけで、一言で済ませてはいけないけど、それはそれで『伝説の世代』になると思うのです。
愚問かな?