日本のアメフトは大学も社会人もいよいよ佳境。
関東学生リーグのTOP8(実質1部)に属する東大は最終戦にして、勝てば残留、負ければ入替戦の絶対に負けられない一戦。
この日の東大ウォリアーズはあらゆるツールを駆使して動員を呼び掛けていて、駒場際をやってるというのにこれまで見たことの無いような大観衆。(Luke調べ)
◆日本体育大学vs東京大学
これまでBIG8(実質2部)で1位となっても入替戦で跳ね返されてきた日体大。
前半、一本のミドルパスから流れを掴み、ランプレーが出た東大が手堅くゲインを重ねて1TD,1FGの9-0で前半を折り返し。
後半、攻撃を持ち直しつつある日体大の波状攻撃を粘り強いDFで凌いでFGの3点で抑え、4Qにダメ押しのTDで16-3の快勝。
去年、色々あって棚ぼたでTOP8に昇格した時は、『全敗やむ無しかも…』と覚悟してたけど、リーグ戦が始まると強豪相手にも僅差の試合が続き、ひょっとしたら…という試合が続いていた。
試合内容は勝つべくして勝った内容だったけど、(今年も色々あって自動降格の大学があるので入替戦回避で)まさかの残留が決定。
※2年連続で活動自粛の大学があるなんて不祥事が多すぎるぞ~!
◆一般社団法人化
東大ウォリアーズは'18年に一般社団法人化した。
主な狙いは、東大の運動会(体育会)ではたぶん断トツの190人の大所帯から集める億に及ぶ部費の透明化と、権限の一極集中を回避をして健全な運営をすることで、資金援助を受けやすくしよう…というもの。
この動きは広まっていて慶応大学のラグビー部も法人化したそうな。
運営面の環境作りをして、日本有数の指導者をヘッドコーチとして招聘して、㈱ドーム(アンダーアーマーの日本代理店)の支援を受けて、何度も真顔で『優勝』を口にする。
『一貫した指導で、選手たちの心技体のレベルは明らかに高まり、合計50名を数えるスタッフの献身的な努力と組織力によって練習効率は格段に上昇し、チームの総合力が決定的に向上した…』そうな。
森HCは「勝つことはすべてではないが、勝ちにいくことはすべてだ」と言ってるけど、アメフト部同様に野球部も法人化して、㈱ドームの支援を受けつつ、この運営方法で野球部をマネージメントしたらどうなるんだろう…と想像するとなんだかワクワクしてくる。
◆特別編成の応援部も参戦
今年はラグビーW杯によりアミノバイタルフィールドでの試合が殆ど無かったので、今年最初で最後の観戦。
この日は駒場際と被ってるというのに応援部が来ていてた。
半分くらいの動員だけど、神宮球場での最終戦で『これが見納めかも…』と思ってた4年生の面々が見れて嬉しかった。
残る大学スポーツはいよいよラグビーですよ、ラグビー♪