感情入り交じる最終戦 | LukeのBlog

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ヤクルト・スワローズ、ヤクルト・レビンズ(ラグビー)、ラグビー、ガンバ大阪、陸上、サイクルロードレース、東大野球部、東大ウォリアーズ(アメフト)、Xリーグを熱烈応援中で趣味・料理。

'13年の夏、地元の居酒屋のカウンターで神宮球場とヤクルトの魅力を切々と説いて、神宮球場のライトスタンドに連れていった友人がいる。
思惑を通り越し、彼は僕よりも神宮球場に通う熱烈なヤクルトファンになった。

お返しに…というわけではないけど、僕も彼が大好きなガンバ大阪のゴール裏に通うようになって7年。
互いに感化されながら色々なスポーツ観戦を共にするようになった…、いわば唯一無二の親友。
今年の3月、ガンバの関東初戦の等々力では、青く晴れた空からひばりのさえずりが聞こえる多摩川を散歩して、その午後ゴール裏でガンバを叫んだ。

必要以上の会話を必要としない、そんな関係は生涯続くものだと疑うこともなかった。
その二週間後、彼は病床の人となった。
『またガンバのゴール裏に行こう!』
固い握手と共に誓った約束はその半年後、彼が愛用したユニフォームを着て力一杯ガンバを叫ぶことで果たした。

スタジアムを背にした帰り道、あの日とは打って変わって曇天の空を見上げながら語りかける。
『ガンバ勝ったで!』
彼ありきで通うようになり、彼なしで行くことはなかかったガンバのゴール裏に一人で行くのは正直しんどい。
でもそこに行くと彼に会えるような気がするし、乗り越えるためにも僕はゴール裏に通い続ける。