◆'18年最終戦
0勝20敗1分で東大野球部の'18年シーズンが終った。
今年は全21試合中12試合を観戦してもちろん全敗で、その最終戦も2-8で敗戦。
法政にはここ数年で5勝をしていて勝ち点も上げているとはいえ、今秋の法政がひと味違うのは一目瞭然だった。
チーム力の差と言えばそれまでだけど、さっぱり歯が立たない敗戦となりました。

◆野球力を高めよ
東大野球を応援してきて、こんなにもどかしい…というか、鬱憤を感じた週末は初めてかもしれない。
チャンスでは犠打はおろか見逃し三振が多く、守備では間に合わないバックホームで進塁させた打者走者をその後犠打で生還させてしまったり、盗塁を狙われてるとわかっていて牽制が雑になったりクイックをしなかったり…。
捕球や送球エラーには技術的な部分もあるので責める気にはならないけど、勝ててた時より記録に残らないエラーが多過ぎる気がしていて、それがとにかく勿体ない。
今年の東大野球は宮台君云々を抜きにしても「野球力」が低下してるように思えた。
勝ててる時は守備力だけでなく「野球の巧さ」があって、もっと「そつのない」野球をしてたのに…。
高校野球界のスターが集まる六大学野球にあって、東大が勝つために必要不可欠なのはとにかくミスをしないこと。
打ち勝てるわけでも投手戦で勝るわけでもない相手に接戦に持ち込んで1点でも上回るには、ほんの少しの好運とミスをしないことなのだ。
それを教えてくれたのは守備力強化を口を酸っぱくして指導してくれた谷沢さんと、それを実践してチームに周知させた飯田君。
更に負けず嫌いを隠さず、場合によってはあえて仲間に厳しく当たってヒール役をかって出た宮台君だと思っている。
何が悔しいって、勝ててた時に出来ていた「野球力」が継承できてないこと。
毎年チームが様変わりするのは学生野球の宿命だけど、ここ数年の勝利や勝ち点で「やればできる」ことを知ってしまった以上、後退してる場面を目にするのはやっぱり歯がゆい。