少し前まではそんな誘い文句で神宮球場に行ったものだけど、そんな雰囲気ではなくなってしまった左近の神宮球場。

名物の夏の花火が始まって半月も経ってるというのにまだ一度も見ていない焦燥感。
そんな時の台詞は…
『神宮球場の花火を見てからどこかに飲みに行かない?』
と変わるのであります。

野球を見るつもりもないのに外苑前に向かい、すぐそこでやってる野球を見ながらHUBでサクッと飲んで、タイミングを見計らって目指すは神宮球場…を通過してこぶし球場。


いつもはご近所さんが見に来ていて二~三十人くらいのギャラリーがいるんだけど、その夜はあまりに暑すぎるのかほんの数人。
花火の破裂する音より、シュポッ!シュポッ!と発射音が鳴り響く絵画館前なのでした。
(5回裏の攻撃は見逃すけど、ここ、かなりオススメ)
その日の野球は赤を相手に大勝したらしい。
めでたしめでたし。

さて…
二十数年通う鮮魚居酒屋の本店が建物の建て替えのために暫く店を閉めるらしい。
閉めるといっても今は都内に系列店がいくつもあるし、店員の教育は行き届いていて仕入れる魚も同じとなれば、どこに行っても同じクオリティで食べられるはずなので不自由はなさそう。

それでも近くて気軽に行ける下北沢にお店がなくなるとやっぱり不便。
するとその店の代替店舗というか、更なる新店舗が同じ街にできたというので遅まきながら行ってきた。
木屋町や先斗町辺りにありそうな大皿料理を並べたカウンター割烹のような店内は、大人向けの雰囲気でその客層は他の店より若干高めで座席もゆったりで、僕にとってはこの系列店最強店舗の誕生かも。

しかもカウンターに立つ女性は、魚を焼かせたらこの系列店No.1と睨んでいたお気に入りの女性。
大好物の縞鯵も凄く美味しかったし、『魚が食べたい…』と思った時に一番最初に思い浮かぶ店に躍り出た。
居心地と飲み心地。
それは神宮球場同様、僕にとっては重要なファクターなのだ。