満面の笑顔で抱き合ってる人…
ハンカチで目を抑える人…
目に涙を溜めてハイタッチする人…
久々の勝利をじんわり噛みしめてる人…
夜空に拳を突き上げ立ち尽くすおっさん…(僕)
143試合のリーグ戦の、たった一つの勝利の光景でした。
三角ですらこんな状況ゆえ、爆心地に行ったらそりゃ~もう、狂喜乱舞・酒池肉林でしょう(笑)
みんな嬉しそうで「他人に自分の人生のっけちゃってる…」ように喜んでる人ばかり。
ざま~みろ!これがチームスポーツを応援する醍醐味なのだ。

◆ヤクルトスワローズを応援する醍醐味
いや~…、やっと勝ちました。
優勝する勢いの時は勝って当たり前…的なところがあるけど、下位に低迷している時、大連敗中の勝ちは、何倍もの価値ある勝利に思えます。
ヤクルトファンになった頃の感覚を体感的に思い出した。

◆神宮球場で野球を見る醍醐味
西日が落ち着き…
空の色が刻々と変化し…
夏の森の匂いが漂い…
上がる花火を見上げ…
シーブリーズを叩いた肌に夜風が当たる…。
神宮球場に向かう途中、この世で最も苦手とする人種であるニッカポッカで港区青山を徘徊する黄色いファン…の後ろを仕方なく歩いてると話し声が聞こえてきた。
上から目線でヤクルトを小バカにしたらいてこましたろかと思てたら…
『やっぱり野球は外で見るもんやで~。日が暮れたら風も気持ちええし、ビールも旨いで~。東京ドームとは全然ちゃう!神宮は最高やわ~。』
さすが、僕がこの世で二番目に好きな野球場をフランチャイズに持つチームのファン。
危うく握手をしそうになっても~た(笑)

先週、東京ドームで野球を見た。
炎天下の昼間に冷房が利いてる中での野球観戦は確かに快適だった。
けどね、空や風や移りゆく雲もなくて、見上げれば薄汚い天井だけで、野球観戦の醍醐味の半分くらいが損なわれてるように思えたのです。
ざま~みろ!これが野球観戦の醍醐味なのだ。