もの凄く失礼な言い方をすると、箱根駅伝は選手権でもなんでもなくて関東学連が主催で200人も出場できる関東地区の一番を決める“野良レース”。
マラソン選手を育てる名目か解らないけど、大学生が脱水症状寸前で20km走らなければならない理由がイマイチ理解できてないんです。
でも歴史は一番古いし、日テレや代理店が今まで頑張った甲斐もあるし、お正月ってのもあって“国民的行事”になる程のビッグレースになりました。
なので注目度も大学での位置付けは一番で、有望な高校生の長距離選手は関東の大学に進学し、結果的には長距離の学生日本一を決めている…と。
いや…箱根駅伝を否定をしているのではなくて、権威というか“あるべき論”で言うと全日本大学駅伝が一番なのではないかという考えなんです。
もちろん箱根駅伝も見逃してませんし、注目もしています。
正月恒例の芝刈りをしてなきゃ大手町に行って見ますし。

というわけで土曜はその予選会。
6時半起きで朝も早よから昭和記念公園に参上です。
金木犀だらけの公園はいい匂いがしているし青空が実にキレイ。
レースは注目していた東海大の村澤君は残念ながら欠場し、東海大学も出場を逃してしまいました。
4年生だし悔しいだろうな…。
それにしても日大のベンジャミン君はめちゃめちゃ早かった。
彼は一年生の補欠の時から見ていたんですがダニエル君の影に隠れていて表情や仕草に幼さが残っていて、勝負強さや試合運びみたいなものもあれでしたが…
今日の彼は闘志や責任感みたいなものが沿道に伝わってきました。
僕の前を通過した時は学生記録を塗り替えると確信していましたが、たぶん歴代2位の記録。
公園内の残り3kmくらいの所で待っていたんですが、予想してた通過時間の遥かに早くやって来ました。
慌てて携帯のカメラを構え、彼がその画面に映り込んだ瞬間、僕は何を思ったのかシャッターボタンを押すのを止め…
『行け~!ベンジャミン!GO!GO!GOぉ~!!!』
と叫んでいて、写真を撮り忘れました(笑)
彼の目を見ていると、とにかく写真なんて撮ってる場合じゃなかったんです。

昭和記念公園は初めて行きましたが良いところですね~。
こんな素晴らしい公園が近所にあったらいいだろうな~。。。
さて、あまりゆっくりしていられません。
急ぎ足で昭和記念公園を後にする土曜のお昼前なのでした。