小川監督が“一年だけ”続投だそうです。
人情に厚く思いやりのある小川監督の事ですし、一年とあれば大幅なコーチ刷新は考えにくいでしょう。
そんな小川監督に“一年だけ”続投させる球団の思惑とはこれ如何に。
球団にしてみれば小川監督は「球団に物言わない監督≒金のかからない監督」なのでしょう。
毎年赤字垂れ流しの現状で話題性ある来年の監督も見つらないままの続投では一層金はかけられないでしょう。
他球団の抑えと比べるとやや不安の残るバーネットはそのままクローザーに据えて、イムはお払い箱。
来るべき新監督就任を控え、外国人及びFAの獲得は無いと見るのが普通かと。
今年春のキャンプから監督・選手が珍しく『優勝』を口にしたにも関わらず借金を抱えたままのCS争いに責任問題は棚上げ状態。
親会社の株主騒動の行く末や、話題性ある監督候補が就任やらと色んなタイミングを待っているのかもしれません。
今回のこの人事は球団から見れば積極的な続投ではなく消去法によって見いだされ、「何も決められなかったから無難に“一年だけ”の続投」とも見れますし、見方によっては身売り準備にも見れます。
小川監督にはすごく失礼だけど、色んな意味で“時”を待ってるんでしょうか。
補強やファンサービスにはお金が掛かります。
赤字を減らすにはチームを強くする他ないのは解っていることなのに、手を打たずに一年を迎えるとは如何なものかと。
チームが優勝を争った去年の秋はよく観客が入りました。
きっとグッズや場内の飲食も例年より繁盛したでしょう。
総合的に収益を上げるにはチームを強くして“いちげん客”を増やすことです。
僕みたいなファンクラブ会員が千円払って外野自由に通う回数が増えたところで大した増収にはならないでしょうし、熱狂的ファンはほっといても神宮に行きます。
つば九郎がつば散歩などで汗水たらして販拡イベントをやっていますが、彼が引っかけた“いちげん客”をしっかり掴むためには球場も対応をしなくてはなりません。
今のままではスワローズファン、神宮球場ファン候補が増える兆しが僕には見えません。
資金がない~補強できない~弱くなる~客が入らない~もっと赤字になる…。
こんな負のスパイラルの繰り返しをしているうちに神宮球場でスワローズというチームの野球が見れなくなってしまうのはそう遠くない事なのかもしれません。