寒いとか雪が降ったとかのお話しではありません。
魚はやっぱり冬が旨い、というお話しでメニューのない"いつものお店"のお話しであります。
ぶり大根がお通しで、京都で取れた寒ブリをメインとした刺身の盛合せ、三陸の牡蠣は味が濃ゆい。
そして店主が『luke君、今日は特別にホタテ出してやるよ!』と言われて出てきた今季初のどこやら産のホタテの塩焼きは直径6cmであります。
中がレアで歯触りは"ザクザク"としてホタテとは思えぬ食感であります。
1年半通い続けて最近は好き嫌いも覚えてもらい、やっとこのポジションまで登り詰めました。
いわゆる"常連"になるのに一番時間が掛かりました。
が、店主と定休日にお酒を共にする"S級"の常連になるまでには、このベースだとあと5年くらいはかかりそうです。
夏の青魚も大好きですが、脂が乗りつつも身が締まったこの時期の海の幸…、ヤバいです。
冬には花見や野球観戦はできませんが、厳しい寒さを耐え凌ぐための楽しみとご褒美が用意されています。
そう、日本の四季は季節を感じとれるものが平等に割り振られているのです。