地元に帰ってきてるのに、なぜかもう一度上り電車に乗って新宿へ。
意味不明の行動もたまにはよい。
『回船呑屋 第21みくに丸』
これまで色々飲み歩いたが、店主の人柄、バイトの子の可愛さ、メニュー構成、美味しさ、いまや貴重な焼酎の品揃え、価格において人生最高(伝説)の居酒屋なのである。
新宿三丁目の末広亭の隣のビルの頃、初めて行ったのはかれこれ…、14年くらい前か。
当時の新宿の週末はどこに行くにも予約が必要で、美味しくて、安くて、空いてる店を探すのは至難の業だった覚えがある。
そんな中、誰かが知っていて寄った店がこのお店。
黒板を見ているとどれも食べたくなるメニューに加え、標準価格帯は500円前後で信じられないくらいの美味しさと量が出てくる。
店名の由来は店主が北海道で漁師をしてたころ乗ってた頃の船の名前。
顔とトークと人脈で仕入れて来る魚がまずいワケがない。

刺身は550~最高で650円。
その他のメニューも250円から最高価格は350gのサーロインステーキが1000円・・・、どれも標準以上というか、最高、かつ、居酒屋本来のメニューに加え、予想外に美味しい不思議なメニュー(トマトフライ、フランスパングラタン・・・)もいくつか。
この店が、空いてる理由がホントに解らない。
一度三丁目の中で引越しをしているのだが、その引越しは実に心温まる光景だった。
ラグビー関係者中心の常連のお客が手伝える時間に来て、業者を呼ぶことなく、食器・調理機器から業務用冷蔵庫まで全て三丁目の街の中を台車と手で運んだのだ。もちろん無償で。
店主の人柄で延べ数十人の人が集まって、数時間で引越しを全て終えてしまったのである。
その日朝まで飲んだ酒が美味かったのなんの。
今日は名物トマトフライ、ちくわ磯辺揚げ、豚バラピリ辛キャベツ盛り、〆にジャージャーマロニー。
酒とつまみを堪能したあとは、地元でお呼び出しで『昭和歌謡大会』
また、やってしまった。
咽がガラガラなのである。。。