子供の頃西宮に住んでた頃があって、父上曰く何度か甲子園に連れて行ってもらったらしいが、全く記憶に無い。
歳がバレるが、熱心に高校野球を見るようになったのは早実の斉藤祐樹君・・・いや、荒木大輔さんが1年生エースで出場した頃。
夏になると数週間スパーンで京都の祖父の家にホームステイ?して、電車乗り継いで甲子園まで見に行ったことを思い出す。
(なんの縁か最近しょっちゅう神宮で見ている)荒木大輔を見に行くために。
でも、実は一番印象に残ってる選手は今でも尊敬する野球選手の一人、工藤公康選手。彼が率いる名電高校が長崎西高校をノーヒット・ノーランを達成した試合、なんとで鮮烈だったことか。
あれよあれよという間に試合が進み、気が付いたら終わってた、みたいな試合だった。
高校野球をみていると、なぜだか心洗われるというか、妙な感動を覚える。
一生懸命さと、溌剌さと、ひたむきさが。
追いつくわけないゴロに飛びつき、間に合うわけない内野ゴロなのに一塁にヘッスラ。大差で負けてても打席や守備で大声出して、負けるとみんなで号泣。土をかき集める姿は今でも涙腺が緩みそうになる。
高校3年間でこんなにも打ち込めるものが無かった私には羨ましい限りなのだ。
ところがある日突然高校野球の其れとは異種異なるプレーをするチームが現れた。
そう、桑田・清原率いるPL学園。
今でも忘れられないのは春か夏か忘れたが、取手二高に負けた時の桑田君の表情。
なんと勝ち越しホームラン打たれてマウンドで笑ったように見えたのだ。
大好きな高校野球が少し遠いところにいった瞬間だった。
夏の高校野球の開幕
それは、なにはともあれ楽しみな2週間が始まり、彼らのプレーに心打たれる試合が見れるとことを期待しつつ、開会式の入場行進で今でも全身鳥肌が立つ夏の風物詩なのだ。