頑張れ! | LukeのBlog

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ヤクルト・スワローズ、ヤクルト・レビンズ(ラグビー)、ラグビー、ガンバ大阪、陸上、サイクルロードレース、東大野球部、東大ウォリアーズ(アメフト)、Xリーグを熱烈応援中で趣味・料理。

大嫌いだった、この言葉。     LukeのBlog-hirosima


そう、この言葉を数多く掛けられたのは受験に失敗して浪人してる頃に違いない。
「言われなくても充分頑張ってるよ」って言いたくなるし、自分が可哀想な位置付けにあって、さらにどんどん追い込まれてく錯覚を覚えた記憶がある。

ワイドショー的なノリのテレビ番組でインタビュアーがオリンピック選手に「頑張ってください!!」と声を掛ける。

正直、虫唾が走る。

他に言いようが無いのかもしれないがその一言で片付けてしまうインタビュアーの無神経さや稚拙さを感じる。
彼らがどれほど自分を追い詰めた練習を積み重ね、何を犠牲にし、どんな経緯があってこの場に立っているのかを思うととても無責任に聞こえてしまう。
選手は言われ慣れてるかもしれないし、自分より比べ物にならない位のメンタルを持ってるだろうからなんとも思わないかもしれない。

最近この言葉を掛けられる事も少なくなったし、この言葉に対するトラウマもすっかりなくなっている。
ゆえに言われるのには全く抵抗は感じないが、いざ自分が口にするには若干の抵抗を感じる。
友人が入院して手術する時、友人の子供が中学受験の時、友人のスポーツ選手が試合に出る時・・・
はて、なんと声を掛ければいいのか。

応援する側からすれば、結果が伴うのが一番いいかもしれないが、それ以前に本人が力を出し切って悔いなく満足いく内容であれば何も言うまい。
そして客観的に満足のいく結果が得れなくても廻りに謝るのだけはやめて欲しいし、責めようとはとても思わない。

日本語は英語より遥かに単語の数が多いのにコレに当てはまる言葉が咄嗟に思いつかない。
Do your best:精一杯やれよ、なのかWork hard:もっと(ちゃんと)やれよなのか。
本人の励みになるならなんでもいいんだろうが。


頑張れ
それは切なさすら感じるほろ苦い青春のひと時のトラウマを思い出される言葉であり、頑張ってる人には言わないと心に決めている言葉なのだ。