バートイシュル観光 | George's Blog

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旅行に行った時の思い出を書いていこうと思っています。更新はあまりできませんが・・・



<8月24日>


さてシュラドミング二日目は登山をする予定でした。

ところが朝から雨です。天気予報を見ても

一日中ぐずつくようです。どうしたものかと

思案しながらレストランに行くと、Fさんが心配そうに

「今日は天気が悪いですねぇ、

登山に行くって言っていたけど、今日は止めた方が

いいですよ。山はもっと酷い天気だから」

僕「そうですね、こんな天気で言っても景色が見えなく

てツマラナイし、何よりも危険だから止めます」

Fさん「じゃあ宿でゆっくりしていますか?」

僕「いいえ今日はバートイシュルに行きます」


実は来る前に帝国劇場で「エリザベート」という

ミュージカルを観ました。フランツ・ヨーゼフの

ゆかりの地であるバートイシュルが舞台にも

なっていてこれは行かねばと思っていたのです。

天候も悪いし、温泉にでも入ってゆっくりするのも

良いと思い行くことにしました。


さて宿を出て先ずはシュラドミングの町に行きました。

明日は登山をしたいので、山の地図と案内書

を買うのが目的です。この日の気温は何と

15度でした。半袖ではとても寒く、ブルゾンを

着るほどでした。日本は猛暑でしたが、山登り

用に持参してきて正解でした。


シュラの町は小じんまりしていますが、

田舎の温かい雰囲気があって大好きです。


市庁舎の前(何かの撮影?)


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スポーツ用品店が充実していて、登山用品

も日本では考えられないくらい安く手に入れる

ことができます。今回はリュックも靴も持参して

いたのですが、ちょっとだけ店を覗いてみました。


リュックやストック ACUの登山靴もあって

もう少しで買ってしまいそうでした。でももし

ここで買ったら、持ってきたものを捨てて

帰らないと荷物がパンパンになってしまう

ので、我慢しました。今思うと靴は買っておく

べきだったと後悔しています。


さてここのお土産でいつも買うものが

あります。それはシュナップスです。

マリリーンという苔桃を蒸留したものと

ツィブルンという松ボックリを蒸留したもの

がお気に入りです。特に前者は大好きで、

自分のためにも1L買ってきました。

持って帰るときにはペットボトルに移し換えれ

ば瓶の重さ分軽くなります。


前に来た時に手作りのツィブルンを売っているお店

があったのですが無くなっていて仕方なく

他の酒屋で買うことにしました。


その後本屋に立ち寄り、シュラ近辺の山岳

地図(Wanderkarte)と山歩き用の案内書を

買いました。英語版が欲しかったのですが、

ここでは需要がないらしくドイツ語版しかありません。

まあ昔とった杵柄でしょうか、辞書がなくても何とか

理解できる内容でした。


さて1時間半ほど街を散策した後、

バートイシュルに向けて出発です。


天気は悪くなる一方で雨が降り続いています。

こんな天気で山に入ったら大変なことになって

いました。


シュラドミングからバートイシュルまでは約80km

ほどです。バートイシュルはザルツカンマーグート

のほぼ真ん中に位置します。“バートイシュル”とは

日本流に言えば「イシュル温泉」という具合です。

つまりここには温泉が湧いているのです。

ここの温泉は食塩泉で食塩分は27%と言われて

います。死海でも24%ですから、その濃さは

相当なものです。


ハプスブルグ帝国の最後の皇帝フランツ・ヨーゼフ

が毎年ここに来るようになってから栄え始めたと

言われています。それからは貴族や音楽家などが

避暑に訪れ、多くの別荘が建てられました。

ヨハン・シュトラウス、ブラームスが別荘に滞在したり、

レハールは30年近くこの地に住んで多くのオペレッタ

を作曲しました。


山道を走るので二時間ほどかかっての到着です。

その頃は天気も良くなり雨は上がっていました。

それでも風は冷たく肌寒かったです。


バートイシュル中心部


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街並み

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今回ここを訪れたのはカイザー・テルメという

温泉施設に行くのが目的でした。なので駐車場も

その近くの地下駐車場に停めることにしました。

若干前日のことが頭を過ぎりましたが・・・


とりあえず昼食を食べようと、そこから歩いて

町の中心に向かいました。途中今月行われている

オペレッタフェスティバルの演奏会場である、

クーアハウスに立ち寄りました。庭園から見る劇場

はとても美しかったです。


クーアハウス

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適当に入ったレストランで昼食を食べました。

ランチメニューでしたが下の写真のように

やたらマッシュポテトが多い、デッカイソーセージ

のフライです。スープがこれまた・・・

まあ期待通りの味でした(笑)まあ値段も安かったので

良しとしましょう。


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空腹も満たされたので、カイザーテルメに向か

います。外観は新しく綺麗ですが、何かお役所の

ような感じです。


カイザーテルメ入り口


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中に入ると受付があってそこにふくよかな

おばちゃんがドテッと座っていました。

館内や料金について色々とオーストリア訛りの

英語で説明してくれました。そんなに長居をする

つもりはなかったのですが、ミニマムで4時間

というチケットしかなく、それで入館することに

しました。サウナも勧められたのですが、女性の

素っ裸を見る気がしなかったので、やめました。

(ヨーロッパのスパのサウナは混浴で皆さん

素っ裸なのです。前にドイツのバーデンバーデン

でエライ目に遭いましたので・・・汗)


受付


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こちらは別料金のサナトリウム
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さてタオルと鍵を受け取りロッカールームに行き

ます。沢山のロッカーがあるのですが、どこでも

良いということなので、空いているところにしま

した。持参した水着に着替えて室内プールに

向かいました。


ロッカールーム
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室内は長方形のプールでその周りにはジャグジー

と沢山のデッキチェアが置いてあります。大勢の

お客さんがジャグジーに入っていました。

デッキチェアにタオルを置いて早速プールに

入ってみました。食塩泉ということで、ちょっと舐め

てみましたが、まさに海水のようでした。食塩

濃度は3%だそうです。なるほど身体は軽々と

浮き、とっても快適です。水温は35度くらいで

しょうか。温泉プールよりちょっと温かいって

ほどです。しばらくそこで泳いでいましたが、

飽きたので、外のプールに移動しました。


屋外に出ると気温が低く、濡れた身体では

歩いていられないほどです。外には二つの

温泉プールがあって、一つはドーナツ状に

なった細長いプール。こちらは水流があって

身を任せていればぐるぐると回っていられます。


最初にそこに入ってくるくると回って楽しみ

ました。しかしここにも気が狂ったようにはしゃぐ

ロシア人のオヤジ一行がいて、一緒にいるのも

イヤになり、もう一つにプールに逃げました。


こちらは円形のプールで真ん中に、もう一つ

円形のプールがあるという二重構造になって

います。こちらの客は平均年齢が高く、その分

ゆっくりと静かに浸かることができました。


注意書きには20分浸かったら上がって休憩

するのが良いと書いてありましたが、結局

1時間ほど浸かっていました。低温浴というの

でしょうか、自分は熱い風呂が好きなのですが、

こちらも長い時間浸かっていると身体の芯まで

温まりとても心地良い気分になりました。


一人で来てここにいるのは二時間が限度です。

ただでさえカラスの行水の自分ですから(笑)


他にも温泉を飲むトリンクハレという施設や、

フランツ・ヨーゼフの別荘であったカイザース・

ヴィラなど名所はありましたが、全てスルーで

帰ることにしました。


その代わり帰り道にハルシュタットに寄ることに

しました。ハルシュタット湖の周りには美しい街並み

がまるで絵画のように続きます。特に湖面に映る

それらの風景は絶景です。丁度帰り際には天気も

回復し陽射しも出てきたので行くことにしました。


バートイシュルからハルシュタットまでは30分ほど

です。町の中心部はちょっと混雑していたので、

少し外れたところにある無料駐車場に車を停めて、

湖の辺まで降りて写真を撮りました。レンズを

向ければ全て絵画のように映し出される景色には

心を打たれます。


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そうそうそこに一羽の白鳥が現れました。湖に白鳥

ってこの上なく絵になるシチュエーションですが、

白鳥は実は凶暴な性格と聞きます。襲われない

ようにそっとシャッターを押し、撮影しました。


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さて十分に景色を堪能したので、宿に帰ることに

しました。雨が降ったおかげで、久しぶりに

バートイシュルとハルシュタットに来ることが

できました。またいつの日か訪れたいと願いつつ、

この場を後にしました。