よし、行くか!
朝もやのなか宿を出て
帰れまテンは当然
ヤマメかアマゴかイワナかニジマスか・・・
とにかく渓流に住む魚ならどんとこい!
そりゃあやるでしょ!
ここまで来たんだから!
でも到着5分で得体のしれない野生生物に出くわすような場所だ。
熊ったって「赤カブト」みたいなのがいるに違いない。
ヤバいっ
リキも銀もジョンもいない。
その代わりいつも秘境で使ってる安っい鈴はある
乗鞍でみんな持ってた鈴はチリーンと濁りの無いキレーな音がするけど
この鈴は「ジャラジャラ」ほぼ雑音。
高嶋ちさ子の楽団ならソッコーで放り出されるぞ。
さらに手で揺らさないと鳴らない。
つーか、
この音で赤カブトが逃げるもんか!
逆にエサ(人間)があると思って寄ってこないか?
とチカラいっぱいビビりながら入渓すると
相変わらず渓流ってヤツァ
ゼンッゼンッわからねぇ!
バスや海なら場所が変わってもストラクチャーや潮まわりでなんとなくできるけど
渓流は川の大きや水量が違うとそれまでの経験が参考にならない。
ドコモポイントに見える
(相変わらずカタカナだとわかりにくいな)
過去3回で学習したことが無!
引き出し少ない!応用利かない!テクニック無い!の3重苦!
しかも最初のうちは鈴を鳴らすけど
釣りに集中すると熊のこと完全に忘れる!
2時間歩き回るも
朝食の時間で撤退。
さて、リベンジロード第二弾は
有峰林道!
岐阜の北と富山の南を結ぶ
マジで何もない山道。
ココを通ってみたかったのだ。
林道とはいえ舗装してあり片側1車線の快適ロード。
もうスゴイ!
山のフォレストグリーンとそれを映したような川。
ところどころに小さな川の上を通る。
あきらめきれず第2ラウンド
「スマン、ちょっとやってきていい?」
今回ただでさえジュンはひたすら助手席に乗ってるだけで見どころ無いのに
車で待たせて釣りしてくるなんて最低なやつだ。
まぁ、こんな道沿いなんてとっくに打たれてるだろうな・・・
と思いつつもジャラジャラ鈴鳴らしながら打ちあがる。
本当に小さな川だから、キャストというよりもフリップで十分な距離感。
少し高い落ち込みの泡に中にミノーを投げて
連続トゥイッチさせると
グングングンッ!
きたぁぁぁぁ!!
前回よりも冷静にネットに入れる!
イワナ!
メチャメチャ嬉しい!!
なんだろ苦労した分1匹が嬉しい!
バスとも海の魚とも違う嬉しさ!
やっぱり渓流の魚はキレイだな。
林道の中間地点にある有峰湖。
ここではジュンもイワナを狙う予定だった。
キャンプ場に行くと渓流から戻ってきたおっちゃん達と雑談。
「バス釣りに来たのか?」
「いえ、イワナ狙いなんですけど、有峰湖バスいるんですか?」
「ここはバスしか釣れんよ」
ええええ?
こんな秘境にもバスはいるのか・・・。
釣はあきらめて有峰湖から緑が迫る山道を下り
立山方面へ向かい
汗だくで名称滝へ
ジュン、あまりに暑くて雪解け水に足を漬けだす
おお!それイイネ!
マネするも10秒もたず限界
冷たすぎて痛い!
その後、立山駅で地ビール買ったり、
(立山に行ったのに黒部ダムに行かない)
富山地方鉄道立山線がステキすぎたりして
旅館にチェックインしフロとサウナで体の水分カラッカラにして
今日も地物の創作料理とビールと地酒で撃沈したのでした。