サハラ砂漠で1泊ツアーに行ったみたいだな・・。
ガイドに連れられてラクダに乗り、世界一大きな砂漠へと入って行く。
よくパリダカなんかの映像で見る、一面砂以外何もない世界・・・
そんなイメージでいたのに、実際は草も生えてるし岩もある。
あれ?あのイメージしていた砂漠は?
そんな質問にガイドは答えた。
おいおい、地球規模の砂漠に1泊じゃあ砂漠の入り口にもたどりつかないよ。サハラの真の姿を見たけりゃあ、1週間は用意してきな。
夏休み、仁義なきバス釣りバトル第二段は、日本一のメジャーレイク「琵琶湖」
俺もカイも初琵琶湖。
雑誌やテレビでやってる
「ごーまるアタリマエ!」
「ろくまるデマッセ!」
なんて場面を見せられると、イヤデモ期待しちゃうじゃないっスか!
「どうする?ロクマル釣れたら?」
「ライン、太いの巻いとこうかな」
妄想ふくらんじゃうじゃないッスか!
と、二日目の夕飯をペルー料理屋で食べて横浜出発。
で、琵琶湖大橋下の道の駅に着いたのは夜中の2時。
明るくなりかけてから、釣り場も良くわからないので目の前の浜から投げてみると、いきなりカイがトップで25センチ。
おお、釣れんのか?
と思ったけど、そんな甘い話は転がってねぇぜ。
明るくなってからよく湖を見ると、ウィードが結構沖まで生えてる。
まわりで釣ってる人達も、ウェーダーはいて腰まで浸かって長い竿に巨大なワーム付けて遠投。
う~ん・・・違うな・・・。
場所を変えようと湖をまわるけど、どこも
「砂浜+ウィード=遠投」
でよくわからん。
ただ、5.6フィートのロッドでトップチマチマ動かす・・・のじゃあないなってことはよくわかる。
車からシーバスロッド引っ張り出し、一番飛ぶペンシルぶん投げてようやく釣りらしくなった。
砂浜でシーバスロッド振りながら
「あれ?俺、ヒラメ狙ってんだっけ?」
「ここって、大島だっけ?」
なんだかんだで日本一デカい湖を半周以上したけどどこから手を付けていいのかワカラヘン!
もう、ラビリンス!
ラストチャンスの夕マヅメは、カイが仕入れた情報により、ある港で粘ることに決定。
粘るというよりも、移動しても一緒・・・ネガティブスパイラル突入!
そんなんじゃ釣れまへんがな。
防波堤に腰かけ、惰性でペンシル投げながら夕暮れを迎え、終了。
結局カイが25センチ前後を3本あげて第二戦を制したものの、二人とも不完全燃焼。
前日の妄想が盛り上がりすぎたかな。
日本一のメジャーレイクはそんなに甘くねぇわ。
デカイだけに、どこから手を付けていいかわからねぇ状態の今日。
琵琶湖をホームにしてる人達から言われるよ。
1日で釣れると思ってんじゃないだろうね。最低でも1週間用意してきな!
ってね。