サンフランシスコ編 5日目 | 「迷ったらGO!」

「迷ったらGO!」

思い立ったらやっちゃえ!的に行き当たりばったりで行動してしまう、いくつになっても落ち着けないベイスターズファンの親父と、カープ命の母親ジュン、そしてなぜかドラゴンズ狂の息子カイが繰り広げる三つ巴の熱き戦いをお送りします。

明けましておめでとうございます。


って言葉が似合わないくらい、暖かく穏やかな太陽の光で2013年が明けました。


贅沢は言いません、今年はギックリ腰になりませんように・・・。


正月と言えば、まず「おとそ」


「おとそ」を飲みに行こう!


でもここはアメリカ合衆国。


「おとそ」は日本酒じゃない。


ビールでもない。


さらに言うと、ここはカリフォルニア。


そう、ワイン!


カリフォルニアのワインと言えば・・・ナパ。


前置きが長くなったけど、そういうこじつけのもと「おとそ」を飲みにナパへ行くことに決定!


再び車を飛ばして一時間「V.Sattui(サットゥイ)」ってワイナリーに到着。



「迷ったらGO!」


途中、かの有名な「オーパスワン」のワイナリーがあったけど、今日は閉まってた。


まぁ、開いてても買えやしないから当然スルーだけど・・・。


ここはこじんまりとして、中世的な石の建物、キレイな庭、雰囲気があるねぇ。


建物を入ると、チーズやサラミ、オリーブが並べられてて、試食ができる。


その奥に四角いカウンターがあって、造り手さんが何人もその中にいて、


「迷ったらGO!」


来たお客さんに30種類くらいあるワインリストの中から、好みやお勧めなんかをからめて出してくれる。


「迷ったらGO!」


10ドルで6アイテム。


十分でしょ。


俺らに着いてくれたのは、ちょっと太っちょのにこやかなおっちゃん。


「まずは正月だkらスパークリングだろ」


と、グラスに注いでくれたんだけど、試飲って量じゃなくがっつり一杯分。


次に、白ワインから甘口から辛口まで。


だんだん好みを聞きながら赤に移り、軽いのから重いのと色々説明しながら出してくれる。


飲んだ後は、「どうだった?」って聞かれるんだけど、なにせ気の利いた単語が出てこない。


「芳醇」ってなんて言うんだ? 「鼻に抜ける」って?


あー、もっと予習してくりゃあ良かった・・・。


なもんだから、「スパイシーだよ」って出されたら、


「おお、スパイシースパイシー」


「リッチだよ」って出されたら、


「ああ、リッチリッチ」


あぁ、悲しいくらい貧困なボキャブラリー・・・。


最後のデザートワイン。


これはシェリー好きの俺にはたまらないタイプ。


そこでようやく、「アモンティリャードみたいだね」て言ったら。


「おお、その通りだよ」


もっと会話が弾むはずなんだけどなぁ・・・。


6杯飲んでほろ酔いになりながら、リッチな赤と、甘めの白を一本ずつ購入。


カイが片っ端から試食した中で、カマンベール生ハムバケット、


ジュンがクリームブリュレを買って、ガーデンで昼食。


いいね!


更に今日の夜分を買って、醸造所を見ながらちょっと酔いを冷ましてからワイナリーを後にした。


「迷ったらGO!」


まだ3時だから、今日はゆっくりできるな。


ちょっとソノマにも寄ったせいで、ルートがゴールデンゲートブリッジ経由になった。


橋に入るちょっと前にタイチが、


「やべぇ、ツインピークス行くの忘れてた!」


と言って急きょ橋に入らず脇道にそれると、橋の見下ろせる高台に出た。


自転車で橋を渡った時に、「あそこまで行ったらキレイだろうな」と行った場所。


これがまたちょうど夕焼けで、最高。

「迷ったらGO!」

そして完全に日が暮れた後、ツインピークスへ。


サンフランシスコの夜景が浮かぶ。


「迷ったらGO!」


キレー・・・だけど、竜王公園の夜景も負けてないぜ!



結局家に着いたのは8時。


ワイナリーのつまみ系と途中で買ったケンタッキーで最後の乾杯をしたのでした。