サンフランシスコ編 4日目 | 「迷ったらGO!」

「迷ったらGO!」

思い立ったらやっちゃえ!的に行き当たりばったりで行動してしまう、いくつになっても落ち着けないベイスターズファンの親父と、カープ命の母親ジュン、そしてなぜかドラゴンズ狂の息子カイが繰り広げる三つ巴の熱き戦いをお送りします。

2012年最終日。


今日も暖かい日差しの中、まずバスに乗り、地下と地上と海の下を走るバート(電車)でダウンタウンへ。


公共交通機関はいいね。


バスの運転手は音楽ガンガンにかけて運転してるし、


小錦よりボリューミーなおばちゃんや


目つきの悪いレニークラビッツが乗ってきたりと、地元感がスゴイ。


アメリカに来てるわぁ・・・って改めて実感するね。


バートでは自転車持ち込んでる人が何人もいるのを見てカイが、


「日本の電車も自転車持ち込ませてくれれば、大島まで行けるのに・・・」


とうらやましそう。


地下のホームから外に出ると、目の前はサンフランシスコ名物「ケーブルカー」の駅。


そう、今日は「ザ・観光」だ。


「迷ったらGO!」
(ケーブルカー)

すでにケーブルカーは長蛇の列。


「バーガーキング」をかぶりつきながら待つこと一時間。


一番前の体をヤッターマン風に手すりにつかまり立って乗ると、


「迷ったらGO!」
(ヤッターマン乗り)


「おもしろ~い!」


ジュン、気に入った様子。


すれ違う車やケーブルカーとぶつかりそうになって、ちょっとしたアトラクション。

「迷ったらGO!」

終点のフィッシャーマンズワーフまで行くと、今度はレンタサイクルゴールデンゲートブリッジへ・・・


行く前に、その下にある桟橋で釣りしてるのをカイが見つけた。

「迷ったらGO!」
(カイは橋よりも釣りが気になる様子)


超メジャーな観光スポットを目の前に、やれ「潮の流れが速い」だの、「メタルジグで青物釣れそう」だの、「底は砂地なんか?」だの・・・釣りのことしか頭にないんか?


多々良大橋じゃないんぞ!


急な上り坂を上がると、ようやく「ゴールデンゲートブリッジ」


「迷ったらGO!」

うわぁ、絶景。


行きはちょうど日が傾き、


帰りは夕焼け。

「迷ったらGO!」

しばらく堪能し、また急な坂を下り、また桟橋で釣りをしばらく見て、自転車返す頃には真っ暗。


タイチもしきりに感動してるから、


「4年間も住んでんだから、見慣れたべ?」


「いや、自転車で通るのは初めて」


「マジで?」


「ちなみに、タンジネス蟹も、国道1号も、鯨も初めて」


「ぶっつけ本番かよ!」


大晦日だから店は早く閉まるため、ダウンタウンで買い物を済ませちゃえ。


大荷物でバス停に並び、ようやくバスが来たと思ったら満員なもんだからスルー・・・。


?????


せめて止まれよ!


しょうがなくタクシー→バート→大晦日でバスが早く終わっちゃって、またタクシー。


ようやく8時に家に着いた。


今日は年越しナベだ。


ジャパンチャンネルで5時間遅れの「紅白歌合戦」見て、


アメリカ版「ゆく年くる年」見て、


タイチが隠し持っていた「八海山」を無理やり開け、


ダウンタウンに上がっている花火の音だけ聞き、


被災地で明けた2012年は、


サンフランシスコで幕を閉じるのでした。