日本は五月の節句で子供の日。こちらも絶好の行楽日和。
かねてから気になっていたのは、EXPO92万博会場跡地の一角、アラミージョ公園で鉄道友の会が主催している5インチゲージの運転会。
以前訪ねた時は、あいにくの雨模様で閉まっていたので、今回はそのリベンジ。
これからしばらくは日曜日も仕事となる週が続くので、この機会にとばかりに出かけました。
フェンスの中に入ると、運転や作業に従事している顔馴染みのメンバーが歓迎してくれました。
タルゴを運転しているアレハンドロ氏、本物の機関士帽が似合っています。
敷地内をめぐり歩きながら情景撮影。
乗車料金は一回1ユーロと安く、全体を2周、子供も大人も乗れます。
本日の乗客数は121名。5月1日メーデーのSL特別乗車会の日は500人を数えたそうです。
天気が良すぎるので、多くは海岸地域に出かけたり、子供の初聖体拝受式パーティも多く、、いつもよりも家族連れ客は少ないとコメントしていました。
旧トラム301番のレプリカ車輌
お昼を回って客がまばらになった頃、「どうだ、運転してみるかい?」と声をかけられました。
初めは難しそうに思えたのですが、実は簡単。鉄道模型のコントローラーと変わらず、停止と始動、前進とバック、速度調整用つまみだけです。
側線に待機していたトラムに乗って運転体験。
簡素なコントローラーを操作しながら芝生上の5インチ軌道を快適に走ります。
フェンスの外から手を振る人々に向って得意気げに振り返したり・・
途中で接触不良で一度止まってしまいましたが、すぐに復旧。
スペイン国鉄Renfeの電気機関車にもトライ。
皆でワイワイ楽しんでいたのですが、 そのうちに協会の幹部の人が来て、注意されてしまいました。本当はライセンスが必要で、無免許運転は罰金モノという話。メカ構造の習得とメンテの実技も含めて、35時間以上の講習を受けた上で運転するという規約があるとのこと。でも、冗談めかしていたので安心。お客を乗せていない状態での単独走行ならば、お目こぼしのようです。
