デュイスブルクはドイツ北西部に位置する都市
1983年の創立1100年を記念したデザイン貨車。
真っ赤なボディに紋章と署名が記されています。
稀少なので eBayでは時にプレミアム価格が付くのですが、意外に安価で落札♪
ドイツの数ある都市の中でも較的知名度が低い都市で、初めはどこにあるのかわかりませんでした。
地図で調べると、デュッセルドルフの隣、ライン川沿いの河川港。観光都市というよりも、交通の要衝ゆえに商業交易で栄えてきた経済都市のようです。
1566年のデュイスブルク 出典Wikipedia
簡単な年代史
ローマ時代には既にライン川交易ルート上の町が存在
420年 フランク王国の入植地となる
883年 ノルマン人の征服による創建。初めてデュイスブルクの名称で記録、起算して1100年。
1120年 市庁舎建設 中世はハンザ同盟都市の一つとして栄える
1445年 ケルン大司教軍の攻撃を受ける
1655年 大学創立
1666年 ブランデンブルク・プロシア領に編入
1820年代 ドイツ産業革命の開始、蒸気船ドック建設
1846年 デュッセルドルフ間に鉄道開業
1847年 ドルトムンド~ミンテン間に鉄道開業
1904年 人口10万都市となる
19~20世紀にかけてドイツ鉄鋼業の中心であるルール地方の主要都市となり、
石炭の生産地エッセン、ドルトムントを後背地とする積出港として発展。
第二次世界大戦中、1941、44、45年にイギリス軍の空襲による爆弾投下で都市の80%が壊滅。
1945年5月8日 ライン川の橋を再建、全長860mの橋を6日15時間20分で完成して世界記録となる。ビクトリア橋と名づけられた。
1960年代 鉄鋼業の衰退で人口減少が始まる。
1983年 創建1100周年記念祝賀
都市のプチ履歴書を辿ると、古い歴史のある街は、あたかも偉人の生涯のようにドラマチックに展開しており、擬人化できる性質を持っているように思われます。
