KATOから昨年11月に発売された C62-2 北海道形
知人に依頼して日本で購入して戴いた待望の機関車が、ドイツ特集のブログを書いていた頃に届きました。評判に違わず素晴らしい出来栄えで、惚れ惚れとしています。
ヤフオクで旧型の中古品に手を出そうかと考えたこともありましたが、新製品のリリースを待った甲斐があって本当によかったです。
ケース裏の隅には Made in Japan という表示。 日本製の模型機関車は第一級の工芸品であると実感することしばし。願わくばコスト安を理由にして安易な海外生産をしないで頂きたいものです。日本の機関車の誇りと尊厳にかけて・・この点においても、僕はいささかナショナリストであります。
N蒸気はドイツ製モデルも若干持っていますが、この価格帯で、これほどの水準の繊細さと緻密さは外国蒸気には望むべくもありません。真鍮製の高級品や手工品などは別格で値段もケタ違いですので、あくまでも市販プラスチック製品のジャンルにおける話です。
C62-2 バーデン駅に停車
走行は極めてスムーズ、低速始動と停止も見事、ロッドリンクの輝きと動作は天下一品。誉め過ぎの誹りを受けるかもしれませんが、これを手にした方なら、同様の感慨を抱くのではないでしょうか。おそらく日本のNゲージ、特に蒸気愛好家の多くは、必ずやシロクニを保有しておられることでしょう。鉄模コレクションの必須車輌といっても過言ではないと思います。
小学生の頃、関水金属の初代C62とC11は持っていました。何といっても、デフのツバメマーク「スワローエンゼル」が憧れでした。
昭和の一時代、北海道で急行ニセコを牽いていたC62-2。極寒の北国の雪深き鉄路を驀進していた勇姿は、燻し銀の燕マークと共に、SLファンの記憶に燦然たる伝説となっています。
我が愛機群に加わった C62-2 に各種の豪華客車を牽かせるのが楽しみです。