イタリアの東端に位置するトリエステ
時代ごとに支配者が変わるという数奇な運命を経てきた港町。
14世紀後半からオーストリア、ハプスブルク家の保護下
1719年 マリア・テレジアがオーストリア・ハンガリー帝国の軍港とする
18世紀は自由港として発展
第一次大戦後はイタリア領
第二次大戦後は英米とユーゴスラビアの共同管理地区
1954年 イタリアに返還
トリエステ駅
駅前のリベルタ広場には、この港町を頻繁に訪れたオーストリア皇后エリザベート妃の銅像が建っています。
西寄りにあるアドリア海に面したミラマール城も車窓から眺められました。その宮殿別荘を建てたのはマキシミリアン皇帝。フランツ・ヨーゼフ皇帝の弟にあたり、メキシコ皇帝に即位しますが、叛乱によって捕えられて銃殺された悲劇の人物です。
オベルダン広場から山の手地区に向かうトラム
旧型の路面電車が現役で活躍しています。
フロントに自転車を引っ掛けて運ぶのもイタリア流 (!?)
