メルクリンやトリックス製のアドラーセットは高価なので
とりあえず、HOサブアイテムということで格安ジャンク品の試し買い。
Trix Express アドラー号 1960年代の製品
集電システムは三極式、モーターは一輌目の客車に内蔵されています。
しかし、車輪の軌道内径が大きく、通常のHOレール上ではガタガタと枕木にハマって走行できないことがわかりました。ジオラマ鑑賞用とする他はありません。
さらに煙突とデッキ柵の破損やステップや軸受部の欠如も目立ちます。その後、ネットでパーツを探して買い足しましたが、初めから良好な状態のセットを買った方が結局は安上がりということを学びました(苦笑)
ドイツの鉄模事情を知らないままに暗中模索しておりますゆえ、素人には多少の失敗はつきもの。この程度のことでめげてはいけません
アドラー号の生い立ちと経緯を紹介します。
バイエルン王ルードウィヒ1世が王立鉄道会社を設立。
蒸気機関車の父、ニューキャッスルのジョージ・スチーブンソンに発注、1835年5月に完成。
機関車は100以上の部品に分けて19箱に梱包、イギリスからドイツまでの運送期間は約8週間。
10月25日、ニュルンベルク到着。イギリス人機関技師ウィリアム・ウィルソンが運転とメンテナンスを担当。
重量6.5t 40CV 最高速度65km/h 客車12輌まで牽引可能。
22年間活躍した後、1857年に引退。
1935年のドイツ鉄道100周年記念式典のために、1933年より復元。
1960年の125周年、1985年の150周年記念セレモニーの際にも走行。
2005年10月17日、ニュルンベルク博物館の火災で被害を受ける。
1935年に製作された復元機関車の80%のパーツを再利用しながら復活作業に着手。
煙突部をはじめ、よりオリジナルに近い型となった。同じく火災の被害を受けた2輌の客車も修復。
2007年11月23日、新アドラー号の正式な披露がなされた。
(メルクリン2010年版カタログより抄訳 by ルイス )
かくして実物のアドラー号も栄光と波乱の道を歩んできたことがわかります。

