ポトシ駅構内に放置されていたユニークなSL。
展望タワーから遠目に見えたのはコレでした。
仮に名付けるとすれば「ダブル・テンダー式蒸気機関車」でしょうか。
わっ すごい迫力・・
アマゾンのワニみたいな顔をしてます。
一見アメリカ製っぽい感じですが、実はイギリス製、1934年製造。
この機関車の大きな特徴は本体であるボイラーとキャブを中心に挟んで、両サイドに炭水車がついていること。
よく見ると、この炭水車、タダモノではありません。動輪はメインのボイラー部の下ではなく、前後の各テンダー部についているのです。中央部の下回りはスカスカで拍子抜け。
つまり、双方向に同じ牽引出力で運転が可能であるということ。わざわざ方向転換させる必要がないというメリットがあります。こんな特殊な構造を持った大型機関車を見るのは初めてのこと。夢中でシャッターを切っていました。もしも模型化されたら(有り得ないが)絶対に欲しくなる機関車です。
木造貨車のヴィンテージ物。僕は古典車輌フェチなので、ググッとツボにハマります。
機関庫の裏側には2輌の廃車になった蒸気機関車が置かれていました。
駅員さんに尋ねると、保存されている蒸気機関車はいずれも1930年代の型式、ドイツ製とイギリス製。世界大戦前夜の南米においても、後の連合国側と枢軸国側が資源の獲得をめぐって激しい競争をしていたことが見てとれます。
歳月と共に朽ち果てていくボイラーとキャブと車輪