注：今回も長文です
引き返すなら今のうち
我が家の疾患持ちな
大きな子ふたりについて書いた記事コチラ
そして、チビワンズについての
お迎え経緯を書いた記事コチラ
②では書ききれなかった
チビワンズの金銭的部分にも踏み込みます
先ずはここ近年人気と言われている
チワワ
トイプードル
について書いていこうと思います。
チビワンズではチワワの桜子さんが
ワクチン接種の際「心雑音がある」と言われ
先日精密検査を受けることが出来ました
小型犬あるあるの
僧帽弁閉鎖不全症
これの軽度な段階にあることが発覚
幸いにも療法食をあげたり、
投薬治療をするまでのレベルではないて
定期的に検査受けることを勧められて終了
その前にはやたら背中の毛が抜けてきて、
皮膚疾患か
て思い受診。
「副腎の病気かもしれない」てことで
それも精密検査を受けたのよね
結果、
加齢による脱毛という事が判明。
副腎の病気ではありませんでした
薄毛なったから寒かろうと服着せてる
検査にかかったお金は2つで約5万円。
(心臓1万➕副腎4万て感じ)
僧帽弁閉鎖不全症は
小型犬、特にチワワさんに多い病気です。
シニア域に入る9歳くらいから
増加傾向にあるらしい
さっちの場合は経過観察で済んでるけど、
中には手術をするようになるケースもある。
医療費が必要なった時、
ちゃんと用意して
あげられますか？
トイプーさんは何と言っても
トリミング不可欠な犬種です
1ヶ月に1回、
サロンにもよりけりですが
約1万前後トリミング料金がかかります。
我が家の場合は
パールはサマーマイアミカットという
足周りにポンポンを付けてるカットなので
オプション料金が加算されています
体は4ミリバリカン、足周りブレスレット
サマーマイアミカットとはこういうスタイル
もうだいぶこのスタイルなので
変える気はナッシング
今みたいに寒い時期は
お洋服着て防寒対策もバッチリ
学校に連れて行ったこともあるけれど、
パールの体力的に私には
短時間で仕上げることが出来ないので
プロのトリマーさんにお任せしています
そしてその子の高齢化によって
トリミングお断りされるケースもあります
我が家の場合はすぐ近くに
他店で断られる子、受け入れます！という
神サロンがあるんですが、
もしそのようなサロンがなければ
俗に言う「ママミング」しなければならない。
そのためにはトリミングについての
ある程度の知識や、道具が必要になります。
その神サロン。フォスターサロンという
保護っ子に対してとても優しく理解がある
サロンでもあります
オーナーさんのお宅にも6ワンズいて、
私の大好きなサロンの1つです
フォスターサロンとは何ぞや
因みにトリミングが必要な犬種は
他にも様々いますが、
我が家のマルチーズ、ポアロも
今では2ヶ月に1回のペースでサロン通い
私が隣県の悪質保護団体と戦って
我が家が財政的に厳しかった時は
伸ばしに伸ばして、
ここまでロン毛にしてたこともあります。
これはこれで可愛かったけど、
やはりその子その子によって
快適な姿てのがありますからね
これくらいの長さが
活動的なポアロにはベストな感じがします
「トイプードルは抜け毛が少ない」
「トイプードルは臭いが気にならない」
そんな売り文句を平気で口にして売りつける
ショップの店員も残念ながらいます
それはね、定期的にお手入れしているから
生涯トリミングをするという
心の余裕、経済的余裕、
ちゃんとありますか？
私は自分の前髪は鼻毛切りハサミでセルフカットさ
…余談ですが、
昔在籍していたスクールの先輩の愛犬で
某有名ブリーダーからお迎えした
両親チャンピオン犬という血統の
黒毛のトイプードルくんがいました。
その子、確かに私たちトリマーからしたら
骨格はいいし、毛量も豊富だし、
めちゃくちゃトイプードルの
スタンダード(理想的)なんですよね
でもね…
3歳なったらヘルニアを発症して、
今ではトリミングテーブルにすら立てない
そんな状態なんですと。
100万しても、チャンピオン犬て
血が濃い子多いから
ある意味でそのワンコも
よく考えての交配で産まれてきてないよね。
その流れでこんな話もしときます
学校の犬学の授業で先生が
「世の中には繁殖家と繁殖屋がいる」て
言ってたのが私的に凄く刺さったなあ
繁殖家てのは
体のバランス等を考えて
より良いワンコを世に送り出すために
優良血統での繁殖を考えてる人のこと
そして対義語にあたる繁殖屋てのは
自己の私利私欲のためだけに
ワンコに産ませるだけ産ませる人間のこと
ここ近年MIXワンコが流行りましたよね
あれも先生が教えてくれたんだけど、
血統書の都合で
純血種の子は
1. 牝犬の生涯出産回数・交配年齢に関する規制について
- (1) 「令和3年環境省令第七号」により、牝犬の生涯出産回数は6回まで、交配時の年齢は6歳以下、ただし、7歳に達した時点で生涯出産回数が6回未満であることを証明できる場合は、交配時の年齢は7歳以下となりました。
- ＊JKCホムペより引用。
て、いう決まりがあるんだよね。
でもこれはあくまでも血統書のある
純血種の話
MIXワンコは血統書が元々必要ないから
この規定を掻い潜って
出産回数、年齢を無視して
産ませるだけ産ませる。
そんなカラクリがあるのよ
だから、ショップにいるMIXちゃんとか
安易に「可愛い〜」てお迎えしちゃうのは
こういう酷い話も存在するてことを
ちゃんと把握してからにしてほしいと思う。
昨今ようやくペットショップの裏事情も
クローズアップされるようになりました。
この場で多くは敢えて書きませんが、
ショーケースの中で無邪気にコロコロしてる
子たちの親がどんな状態なのか。
そしてそれはショップだけに限らず
ブリーダー直販とされる子にも考えてほしい。
ナナや亜美がどんな思いで
我が子たちと離されていったのか。
亜美は出産時の怪我で右目を負傷したけど
その後も出産経験があるし
ブリーダーからお迎えを考えてる人には
可愛い子犬たちだけでなく、
親イヌの姿もちゃんと見てほしいです
まあ正直な話、
我が家でもジェシカや亜美を
引き取らなかったら、
ジャーマンシェパードかレオンベルガーを
ブリーダーさんからお迎えすることを
考えていたんです。
「みんなのブリーダー」を覗きに行ったり
レオンベルガーのブリーダーさんは
山梨が一番近いな、とか夫婦で話してました。
実際のところご縁がなくて、代わりに
元親長期入院で手離されたジェシカと
繁殖引退犬の亜美を迎えたわけですが
そして「保護犬引き取って偉いね」ても
色んな人から言われたことがあるんだけど、
保護っ子を引き取ること
🟰エライ？？？いや、違うよ！！
私たちは強く言いたい。
たまたま縁があったワンズが保護っ子てだけ。
それにね、
うちにもショップからお迎えした子だって
実際いるんですよ
モルモットのオスカルくん。
デグーのトーポちゃん。
この子たちは何を隠そう、
我が家の1人息子カムイが連れてきた子
カムイはショップの裏事情やら
繁殖屋のことについての知識はほぼ無かった。
単に「可愛いから買ってきた」ていう、
典型的なショップお迎えあるあるをしてる
それを見かねた私が
パピーミルの話や、繁殖屋の話、
どうぶつさんの殺処分の話などをして
アニマルズを取り巻く現実というものを知った。
そうしてカムイが
「ペットのおうち」で新たに迎えたのが
先日虹の橋組になったデグー、ジーナです
話をチビワンズに戻します
チビワンズにかかっているお金は、
＊狂犬病ワクチン代 ¥14300/年
＊混合ワクチン代 ¥25520/年
＊フィラリア予防薬 ¥6900/月(ポ&ナ)
＊フィラリア予防薬 ¥4700/月(さ&パ)
＊ごはん(アイムス健康管理)¥4300/月
これらが必ずかかるお金です。
我が家のプラス分は、
＊トリミング代(パール) ¥11000/月
＊トリミング代(ポアロ) ¥8680/隔月
＊医療費(さっち) ¥10780/3〜6ヶ月毎
ざっとこんな感じでしょうかね
フィラリア予防薬に関しては
我が家の場合は通年であげています。
毎年毎回痛い思いして血を抜かれて
血液検査をするのも可哀想だし、
ここチーバは暖冬傾向があるので蚊いるし
休薬期間は空けずに投薬してるんです。
真っ当に病院で購入すると恐ろしい額に
なるのは目に見えているので…
なので我が家では個人輸入という形で
お薬代を節約しています
「うさパラ」や「ペットくすり」といった
ネットで簡単に購入出来るサイトを利用
「個人輸入て怖くない」てなことも
よく質問されますが、
全然怖くないですよ、ちゃんと家に届くし
ポイントの還元率も高いです
私としては病院で購入する方が
結果怖くなります
また、頭数がたくさんいるので
ペットシーツもうちは使ってません
使い古しタオルをシート代わりに使ってます。
だからわ我が家は洗濯物が多い
多分通りすがりの人から、
ベランダに干してる洗濯物の多さから
「大家族の家なんだろな」て思われてるよ
過去の話になると、
ポアロとナナは譲渡金に
避妊去勢手術代がありませんでした。
なので我が家でそれらの手配をしています。
しかし多くの保護団体では
ワクチン接種、避妊去勢手術をして
持病がある子には適切な医療処置をしてます。
それらがいわゆる譲渡料てやつです。
医療をちゃんと受けてある、ていうのが
保護っ子を迎える利点の一つだと
私は思っていますよ
ジェシカをお迎えしたアニフェアは
譲渡前のトリミングはあったけど、
医療処置については一切なかったです
もちろんパールとさっちも
元保護犬なのにそれらされているわけもなく。
当時はふたりとも歯周病も患っていたので
避妊手術と抜歯処置も我が家で負担しました。
パールに関しては歯周病が特に酷く、
口と鼻の間にある骨が穴開いている、しかも
「抜歯処置中に下顎の骨が砕けるかも」て
獣医さんに言われるレベルだった
先生を信じて託しましたが、
手術が無事終わったと連絡くるまでは
気が気じゃなかったですね
当時は我が家で一時保護して
新しく里親さんを見つけるつもりでしたので、
ふたりの手術費は保護犬割引がきいて
4.5万×ふたり分でしたかね。
まあ、結果的にふたりの年齢的な問題や、
歯がない見た目の問題で里親さんが見つからず
我が家の正式な子になったわけですが
たまに小競り合いもする時もあるけれど、
基本仲良くやってきています
同時期にレスキューかけることが出来た
妊婦ワンコ、パピヨンのレイナさんと
その子ども、すみれ(旧名ぼっち)ちゃん。
レイナさんは東京→福岡へ、
すみれちゃんは愛知県名古屋市へ。
それぞれご縁が繋がって
お嫁に行くことが出来ました。
残念ながらレイナさんは骨肉腫を患い
2年前に虹の橋へと向かっていきましたが🌈
この幸せそうなお顔ったら
里親さんである私の友人秀ちゃんから
レイナさんの悲しい知らせをもらった時、
「レイナさんと出会わせてくれてありがとう」
と言われた時は私の方が泣くっていうね
うちで犬生を終わらせるよりも
秀ちゃん夫婦に託して良かった
と実感したお話です
このように我が家で一時保護してから
他の方とご縁が繋がった子もいます
全ての保護っ子を
うちで引き取ってるわけではないのです。
また、我が家では
保護犬でいい、ではなく
保護犬がいいという考えもあるんです。
保護っ子てね、たとえ何歳であっても
沢山の『初めて』だらけなんですよ。
初めてのお部屋の中。
初めてのベッド。
初めてのトイレ。
初めてのお散歩。
初めてのずっとの家族。etc
それらを実感して受け入れるまでの過程が
私たちにとっては
たまらなく愛しいのです
保護っ子を通じて私たちは
沢山のことを学ばせてもらっています。
だから「保護っ子を受け入れる」という
選択をし続けてきました
うちは決してそんなに広くないし、
なんか知らん子たちがワチャワチャいるし、
周りの環境も決して自然が豊かではない。
今でこそゆとりがそれなりに出てきたけど、
保護活動に尽力してた時は
家計が危うくなった時もありますよ
そんな時は私の言動に賛同してくれた友人が
色々支援してくれたりもしました。
先日もワン友がジェシカと亜美に、と
ただただ、感謝の一言に尽きます
それでも自分たちに出来ることとして
ご縁が繋がった子は
絶対にうちで幸せな犬生を送らせたい。
そう、強い信念のもと
我が家の家族は形成されています。
それにね、
元々私は子どもを4人欲しかったので
(雅、神楽、庵てファーストネームも考えてたのよ1人目のカムイだけで終わっちゃったw)、
それが単に尻尾の家族に変化した、てだけ
人間4人のオカンの方が
絶対大変だと思う
だから私は自分が出来なかったことをしてる
全国のお母さんたちに
尊敬の念を抱いてるのですよ
保護っ子たちのバックヤードは様々です。
イタズラもするし、
粗相もしちゃうし、
病気になるかもしれないし。
そして確実にヒトより寿命は短い。
保護っ子たちの過去も未来も
『イマ』も全て受け入れる。
ぶっちゃけうちも今のカタチになるまでには
紆余曲折色々とあった。
でも結果オーライだと思っています
ショップからお迎えしても
ブリーダーさんからお迎えをしても、
知り合いから譲渡されても。
どこからお迎えしても
可愛い我が子に変わりなし！
そう思っていますよ
保護っ子をこれから先の将来
生み出さない、作り出さないためにも
今目の前にいる尊い命を
どうかどうか、
最期の時まで愛し続けてください。
私たちの願いは、
いつか保護活動なんてしなくてもいい世界。
この国がたくさんの
ありがとう、愛してる、で満たされること
いつか、いつの日か、
『保護犬』という言葉が
存在しなくなりますように。
そう、ここチーバの片隅から
今日も願い続けています
長文乱文多謝
☆Fly again☆