【コミュニケーションに必要な傾聴スキル】
社員同士のコミュニケーション能力を高める、部下との関係を良くして指示するだけでなく可能性を引き出す、クレーム対応の際にお客様と円滑に話を進める。このような時にまず「聴く」という事が重要だとされているのはご存じの方も多いと思います。
カウンセリングやコミュニケーション・スキル、コーチングなどの基本として「傾聴」というものがあり専門的なテクニックとして確立されています。
つらい時や行き詰まった時に、自分の話を聞いてもらい自分の事を理解してもらえたと思える事が、的確なアドバイスよりも心の支えに感じられるものです。このように相手が話しやすい場を作り、話す事をサポートするためにあるのが「傾聴」です。
人事労務用語辞典にもありますが、「傾聴」とは、人の話をただ聞くのではなく、注意を払ってより深く丁寧に耳を傾ける事。自分の訊きたい事を訊くのではなく、相手が話したい事、伝えたい事を受容的・共感的な態度で真摯に聴く行為や技法を指すのです。それによって相手への理解を深めると同時に、相手も自分自身に対する理解を深め、納得のいく判断や結論への到達をサポートすることになります。
具体的に話し手が自分自身に対する理解を深め建設的な行動が取れるためには次の事項が大切です。
・言葉以外の行動に注意を向け理解する(姿勢、しぐさ、表情、声の調子など)
・言葉によるメッセージに最後まで耳を傾け理解する
・言葉の背後にある感情も受け止め、共感を示す
話を聞く姿勢にはノンバーバル・コミュニケーション(非言語的コミュニケーション)とバーバル・コミュニケーション(言語的コミュニケーション)があります。
ノンバーバル・コミュニケーションとは言葉を使わず、態度から伝える事であり、具体的には①視線②姿勢、体の向き、しぐさ③声の質、トーン④表情⑤スキンシップなどが挙げられます。
一方、バーバル・コミュニケーションは言葉を使って伝える事であり、①相槌②共感、繰り返し③オープンクエスチョン(開かれた質問)などがあるのです。これについては次の機会に詳しく紹介したいと思います。
相手の言う事をしっかりと「傾聴」してその本質を探っていくと円滑にコミュニケーションが進められる基本となりますので、ぜひこれからは「傾聴」を意識して人と接するようにしてほしいものですね。
日本サービスマナー協会
https://www.japan-service.org/理事長 沢野 弘
日本サービスマナー協会では東京・名古屋・大阪・福岡のセミナールームで毎月「傾聴スキル研修」を開催しています。
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