#221 うつ病発症58~60日目・発症後366日目 ~明日からうつ病2年目~ | サラリーマン弁護士がたまに書くブログ

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2019年7月にうつ病を発症したことをきっかけにブログを始めたサラリーマン弁護士が、書きたいことをたまに書いています。

今日は『贈与論』(マルセス・モース著,森山工訳,2014年)を読んでいました。訳は結構新しく,読みやすい工夫もされていますが,原文は1923年~1924年にかけて連載されたもので,それなりに古く,なかなか読むのは大変です(笑)。どうしてこの本にであったのか,今となっては全く思い出せませんが(おそらく,これまでに読んだ本のどれかの参考文献),扱っているテーマはかなりおもしろいので(ヨーロッパ以外の,いわば「遅れた」地域(太平洋上の島国小国)や,かつてのゲルマン民族において,「贈与」にはどのような意味があったのかという,壮大なテーマです),これからも頑張って読みたいと思います。

 

読み進めていたら,どうも,人類は,贈与の応酬を繰り返し,それによって仲間の団結を強め,この厳しい自然環境を生き抜いていこうとする傾向があるようです。←これは,僕なりにまとめたもので,僕自身もまだまだ読んでいる最中ですし,読み終えた後で,もっときちんとまとめたいと思います。

 

僕ら日本人も,「もらったらお返ししなきゃ」と思いますよね?その点で,ここまで進んだ現代社会も,太平洋の先住民たちのメンタルとそれほど変わらないのかもしれません。結局,現代の日本人も,「もらったらお返ししなきゃ」で繋がりを保とうとしているわけで,そのメンタルはめちゃくちゃプリミティブ(原始的)ですよね(笑)。

 

「もらったらお返ししなきゃ」で埋め尽くされている田舎の社会,僕は大っ嫌いです。

 

それよりも,「贈りたい!」というポジティブな気持ちで満ち溢れた優しい世界に僕は住みたいです(笑)。「お返ししなきゃ」という義務感に覆われた世界は,閉塞すぎて無理ぽです。インターネットの力によって,物理的な制約を超えて繋がれるようになったからこそ,生き抜くために必要な「団結」を,好きな仲間で作り出せるようになったわけで,それを活用しない手はありません。

 

※僕自身も,インターネット上の「団結」の正体について,全然理解できていませんが(笑)。

 

それと,今日でうつ病発症から丸1年となりました。2019年の7月10日にうつ病を発症したので,今日(2020年7月9日)で,ちょうど1年目の最終日を迎え,明日は2年目の第1日目となります。既にうつ病発症から366日が経過し,明日からうつ病との付き合いも2年目に入ると思うと,やっぱり,長い戦いだなぁと思います。

 

とはいえ,急ぐつもりは一切ありませんので,これからも「早くは治りたくない」をモットーに,一生懸命やっていきます!

 

前置きはこれくらいにして,今日もうつ病の経過を記録していきます。(第1回目はこちら。第2回目の大事なのでこちらからどうぞ)

 

【過去のこと・思い出したこと(発症58~60日目)】

・9月4日㈭:7月22日㈪に実家にとんぼ返りして,この日で45日目です(とんぼ返りした経緯についてはこちら)。この日は前日の午後11時~午前7時20分の睡眠が記録されています。「よーねた」というメッセージも送っているので,ぐっすり眠れたようです。この日も,いつものルーティンのように過ごしていたと思われます。朝ご飯→午前中ゆっくり(マインドフルネス瞑想)→昼ごはん→ぶどうの出荷作業手伝い→外出→晩ご飯手伝い→米研ぎ→寝る,というルーティーンです。午後からの外出は,近くの道の駅に行っています。調子も悪くなさそうです。

 

・9月5日㈮:この日は前日の午後11時20分~午前7時40分の睡眠が記録されています。よく眠れているようです。この日は,↑のルーティーンのうち,朝ご飯→午前中ゆっくり(マインドフルネス瞑想)→昼ごはん→ぶどうの出荷作業手伝い,まで済ませた後,芦北までドライブに行っています。午後4時10分に出発し,まず「道の駅芦北でこぽん」(リンクはこちら)で買い物して,そのあと,「うめのや」(こちら)で夕飯を食べています。外食を済ませて,午後8時28分に帰宅しました。この日も,「米研ぎ」ルーティンはこなしています。調子は良さそうです。

 

・9月6日㈯:午前0時20分~8時20分の睡眠が記録されています。この日は,後輩と1日中ドライブに行っています。今回の実家療養で学んだ熊本の魅力を,これ見よがしに後輩と分かち合っています(笑)。天草に焼肉を食べに行ったり,阿蘇の雄大な景色を見に行ったり,熊本にある二郎系ラーメンに行ったり,満喫してました。午前9時7分に出発して,午後8時1分に帰宅しています。

 

一応言っておくと,うつ病の治療として「楽しむ」ことが「医学的に」必要です。だから,休職して療養しているうつ病患者が,復職そっちのけで海外旅行に行ったり,友達と遊んだりしても,それは「医学的に」に必要とされるので,全くひけめに思う必要はありません。風邪をひいたときに自宅で安静に休養をとることが「医学的に」必要なのと同じように,うつ病には,旅行したりおいしいもの食べたりして人生を楽しむことが「医学的に」必要なのです。

 

だから,うつ病患者というのは,家でゆっくり休養ばかりしておかなきゃいけなわけじゃありません。調子が悪い日に家でゆっくりするのは大事ですが,それほど調子が悪くない日に,外出して遊びまくっていいわけです。

 

仕事を休み,収入を税金に頼っていたとしても,遊んでいいんです。というか,調子の良い日に好きなことをやっていないと,またすぐに調子の悪い日がやってきて,人生を楽しむことができなくなってしまいます。だから,調子の良い日は思いっきり遊びましょう!

 

おいしいものを食べて,好きな人と会って,好きなことをする。実際に僕も,精神科で,ドクターに「楽しいことしなさい」と言われました。「楽しい」が何かわからないまま生きてきたからこそ,うつ病を患ってしまったわけで,そんな人に「楽しいことしなさい」なんて,この人大丈夫か?とは思いましたが,「楽しむ」ことが大事なのは,その通りです。

 

もちろん,何に楽しさを感じるのかは,自分で見つけるしかないんですが(笑),それは,いろいろと試しながら見つけるしかありません。そもそも,「楽しい」は感情です。だから,「考えるな!感じろ!」の世界です。「僕は何が楽しいのだろう?」と頭でっかちに考えていても,答えはいつまでも出てきません。何かをやってみて(読書するでもいいし,Twitterを始めるでもいいし,ブログを始めるでもいいし,寝るでもいいし,YouTube見るでもいいし,散歩でもいいし,とにかく何でもいい!),その最中に「楽しい」という感情が出てくるかどうかひとつひとつ確かめるしかないのです。

 

で,もちろん,世界中のあらゆることを体験することはできないので,当然ながら,自分の限られた時間を何に使うかを,否応なしに選択させられるわけです。そうすると,その「選択」の際に,自分が何を求めているのか,おのずとわかってくると思います。

 

「自分が何がしたいのかわからない」なんて悩む気持ち,めちゃくちゃわかります。ただ,毎日毎日,僕らは無数の選択をしながら生きています。だから,僕らは何も選べない存在では決してありません。

 

僕らは選べます。だから,「自分が何がしたいか」を間違いなく理解できています。

 

選ぶ際の自分の声に耳を傾けてみてください。

 

大丈夫,応援しています。

 

→今日はここまで

 

【今日経験したこと・経験して考えたこと(発症366日目)】

・今日できた仕事・勉強

今日は出勤しました。午前9時~午後6時30分頃まで滞在しました。冒頭で書いた『贈与論』を読んでいました。内容は結構難しいですが,訳が新しいおかげで,なんとか読めています(;^_^A

 

・仕事・勉強以外に今日やったこと

特にありません!

 

【今日のうつ病】

昨晩は午後10時50分頃に布団に入りました。寝つくまでしばらく時間がかかりました(20分くらい?)。昨日と同じで,寝ついた後も,1時間ほどで一度目が覚めてような気がしますが,ほどなく眠りにつくことができ,今朝7時までぐっすり眠れました。昨日に引き続き,調子も上向いてきました。

 

今日もブログ書けてよかった!

それではまた明日!

 

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