盛岡食いしん爺日記
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今や私にとって温泉は暮らしの一部。
雫石町網張のありね山荘へ。
ここは宿泊施設はなく日帰りの風呂だけ。
少し硫黄の匂いがする湯で、
広々とした湯舟は、大きな窓で遥か遠くまで展望がきく。
窓の傍をヤギが通ることもある。
右膝と右肩をお湯の中でそっと撫でる。
なんだか痛みが和らぐ。
One Note Samba · Stacey Kent · Jim Tomlinson · Graham Harvey · John Parricelli · Jeremy Brown · Josh Morrison
風呂から上がり外に出ると心地よい風。
一緒に温泉に行った人とランチをすることに。
今年、休暇村岩手網張温泉に新しくテラスが出来たと聞いた。
行ってみよう。
混んでいたが丁度、テラスの席が空いた。
宿泊者ではなくてもランチが出来る「テラス&ダイニング岩手山」。
眼下に広がる雫石の広大な盆地。
遥か遠くにチラリと盛岡の街。
直ぐ近くに見える岩手山。
素晴らしい景色だ。
山頂付近は赤く色づいている。
あの辺りまで晩秋が下りてきている。
後、ひと月もすれば初冠雪だろう。
そうこうしているうちに、
街もあっという間に紅葉し出すのだろう。
しかし、私は今年の時の流れがいつになく早く感じる。
どんどん歳を重ねて来たからだろうか。
これから、もっと早くなったらどうしよう。
やや悲観的なことを思っても広大なパノラマに心は軽い。
岩手には絶景や素晴らしい自然がある。
こんなロケーションでランチや珈琲が飲める場所が出来るのを
何処かにできないかと期待し、心待ちにしていた。
新緑の季節、濃い樹々の緑の頃、真っ赤に燃える紅葉など、
珈琲を飲みながらここから眺めたら最高だろう。
スマホでここの標高を検索したら、
AIが約760メートルと教えてくれた。
一緒の人は天ざる。
すぐ食べ始めた。
ありね山荘の湯に浸かって私もお腹が空いた。
私は天丼と蕎麦のセット。
黙々と食べ始め、あっという間に蕎麦まで完食。
しかし、テラスからの遥かなる景色もご馳走だと思った。
休暇村岩手網張温泉は岩手山の南西麓で、
歴史のある網張スキー場も近い。
何度も滑りに来た。
スキーを始めた頃、手強いスキー場だった。
網張温泉は1300年の歴史があるそうだ。
泊ったことは一度しかない。
冬季は入れないが野天の「仙女の湯」があり、
野趣あふれる露天風呂に一度は入ってみたいと思っている。
なんでも秋の朝には眼下に雲海が広がることもあるらしい。
温泉と美味しいランチと遥かな展望。
心身共にリフレッシュした。
さあ、盛岡の街に戻って仕事しよう。
ところで、昔は国民休暇村と呼んだが、
今は「休暇村」というらしい。
やはり、昭和の時代から色々なことが変わっているんだなぁ~
岩手県雫石町
休暇村岩手網張温泉