盛岡食いしん爺日記

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10月12日、盛岡の街を出て、

雫石から横手に繋がる道を走る。

山伏峠を一気にトンネルで抜けると開けてくる。

西和賀町の沢内だ。

標高はおおよそ450メートル。

トンネルから数分も走れば。そば屋「利久庵」。

この辺りはまだ紅葉には早いのは承知で、ここのそばを食べに来た。

運がよければ松茸の蕎麦に出会える。

 

 

雪が溶けた春から、雪の降りだす晩秋まで。

それも土日祝のランチ時間だけの営業。

利久庵のオーナーは、盛岡の大通りに2店を構えている。

「あ・利(あり)」と「和味彩々 田(でん)」。

毎年行こうと思っているが、まだ未体験。

今年こそ行くつもり。

 

 

 

 

Again · Doris Day · The Mellomen

 

 

宣伝もSNSも使わないのに口コミで人気になったそば屋利久庵。

その日は、数分待って座れた。

 

 

 

 

西和賀探訪に一緒の人は「冷とろそば」。

長芋のとろろ、めかぶとなめこが入っている。

ここのそばは、見た目も奇麗で見たとおりに美味しい。

 

 

質のよさそうな鰹節も。

その方は、始めはついてきたつゆをかけず、蕎麦を味わう。

とても美味しい蕎麦。

じっくり味わってから、つゆをかける。

実に美味しそうに食べる。

きっと、そばツウなのかもしれない。

 

 

その方は舞茸天も頼んだ。

サクサクで舞茸の風味が豊かだと言う。

 

 

玉こんにゃくも食べている。

頷きながら食べ、芯まで染みて美味しいという。

 

 

テーブルの片隅に辛天(からてん)と書いた物がある。

 

 

なるほど、辛い天かす。

面白そうだ。

 

 

私は、芋の子入り野菜そばと鶏天。

 

 

鶏天は、鶏の旨味十分で美味しい。

 

 

芋の子と野菜がたっぷりの餡に菊の花が散る。

小粋なそばだ。

 

 

私は元々芋の子は得意ではない。

しかし、ここのは別だ。

適度なぬめり感で歯ごたえもいい。

餡が絡まり、美味しい。

 

 

 

 

ちょっとした箸休めも流石、名店の味。

 

 

辛天をのせてみた。

けっこう強めの辛味。

全体の味を引き締める。

 

 

いっそう美味しくなっている。

夢中で食べ始めた。

 

 

少し肌寒かったが芯から温まった。

そば湯を飲んでいると、店の方が話してくれた。

近頃は、混んで行列に並ぶので、

昼の前後に時間をずらしてお客さんが来るそうだ。

来る方も考えるのだろう。

そして、平日、盛岡の店でもそば中心のランチを始めているという。

土日や祝日に西和賀に来られない人が喜んでるらしい。

宣伝もしないので、少しずつ広がっている様だ。

これは、よいことを聞いた。

勿論、ランチのそばの種類は限定される様だが、

この味を食べたくなったら盛岡の大通の店に行けばよいのだ。

これは嬉しい。

 

 

向かいの人が、そば猪口片手に隣のテーブルを見ていた。

こちらを向き、

「ああいうのもいいね」とニコリ。

見てみるとも

せいろを2枚重ね、

舞茸天を並べている。

小さな声で向かいの人に

「舞茸天ざるですね」。

と言い、二人で声を出さずに笑った。

隣の人は、いい音で食べる。

きっとかなりのそば好きの人なんだろう。

 

さて、もう少し足を延ばして西和賀町を探索しよう~

 

 

 

 

 

 

 

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