バイオリン協奏曲を聞いたのをきっかけに、ベートーベンの弦楽が今の気分。
クロイツェルソナタを繰り返し聞きながら、
「あたしは何を感じてるのか?」
「そしてこれからどうしたいのか?」
を丁寧に考えていく。
ロベルトに対して抱いてる感情は、不満。
一言、
「なめんじゃねえよ」
と言ってやりたい。
ロベルト自身から習った、
Verarsch mich nicht,Du!
気づけばいつも待たされてる。
ロベルトが来るのを、ロベルトの電話を。
そしていつも来ない。
約束は口ばっかり。
leer Versprechung
っていうのもロベルトから教わったのが皮肉。
これまではそれでもロベルトが来てくれたら、電話があれば、待ってた時間の不安や苛立ちを忘れて、純粋にすごくうれしかった。
でももう限界。
いい加減にしろ。
ロベルトがいつもこうなのは、もともとの性格はもちろんだけど、あたしのこと尊重してないからだと思う。
都合のいいときに、会って、適当に話して、エッチする。
そんな女の子。
完全になめられてる。
もうそんな存在はいや。
もう待つのはいや。
もう受身でいるのはいや。
ロベルトがいい加減だから、言うことがまったく信用できない。
だからこれからは、あたしがロベルトに会いに行く。
あたしがロベルトに電話する。
あたしが決める、なにもかも!
なんでロベルトいないんだろう。
今すぐ家に押しかけて、これだけ言ってやりたいのに。
明日になったらまた怒りを忘れてしまうよ。
フミの社会学部の友達、トーマスたちとSchwur Partyに行った。
つまり、ゲイパーティー!
ミックスで、ヘテロの人でも入れるらしい。
好奇心からついていくことに。
パーティーに行く前に、トーマスのWGに集まって前飲みVortrinkenをした。
来ていたのはトーマスの親友でセフレのマリア、もう一人の親友クリスティアーネとその同居人(カップルじゃない)、ハリーポッターのハマイオニー似のティナ、あとはフミとヨシコ、あたし。
女の子はみんなブロンドで背が高くて、迫力の美人だった。
ウォッカを飲みながらやっぱり下ネタで盛り上がる。
遠恋中のフミは、どうやって自分の性欲を抑えるかが問題らしい。
話してたらみんなバイブ使ったことあってびっくり!
オナニーってなんとなくいやでやったことないから、
「自分のほうがイケる」
ってみんな言うのに驚いた。
12時前にパーティーに出発。
途中でマリアから、今日のパーティーどういうものか知ってるか聞かれた。
「知ってるけど、みんなと一緒であたしもノーマルだよ」
って言ったら、ふふ、と笑顔で
「あたしは昔はトーマスと付き合っていたんだけど、今はBiに目覚めたの。その理由がそこにいるわ」
と前を歩いてるティナを指す。
Bi(ビー)って最初よくわかんなかったけど、バイのドイツ語読みだ!
パーティーはすでにかなり盛り上がっていて、異世界だった。
女の子みたいにかわいい男の子と、短髪でごつめの男が抱き合って濃厚なキス。
気づけばマリアとティナもラブラブ!
二人ともブロンドのロングヘアで、姉妹みたい。
でも二人の絡みはほんとにきれいで、男と女よりずっとお似合いで、絵になりそうだった。
とにかく飲んで踊ってはじけて、楽しんだ。
そういえば全然ナンパもされなかったなー、残念。
ゲイに対して最初は好奇心を持ってたけど、全然普通だって思えてきた。
それでもトーマスとマリアと、もう一人の女の子で3Pしたって話には衝撃を受けた。
3Pって男主体というイメージでいやだったけど、女の子同士も楽しむんだって。
そういうのもありかー、それならいいな、と思ったり。
ただ今日の夜に刺激を受けて、エッチがしたくなっちゃった!
なんだかんだ一週間してないし!
ロベルトのばかー、なんでこういうときいないんだよー。