参拝日 2024年6月13日(木)
梅雨に入っていないのに暑いですなあ。いまの時期の最高気温30℃は体にこたえます。
この日は、聴講生として通っている大学の創立記念日で授業はお休み。
こういう日は有効に使いたいものですが、暑くて図書館に避難しようと思いました。
自宅から図書館に向かうのと同じ方角に、参拝を飛ばしてしまった12番札所があるので、車で12番札所に行き、そのあと図書館に行って少しだけお勉強をしました。
12番札所 福住寺
福住寺は、第54番札所 海潮院と同様に現東浦町の乾坤院の小末寺であったそうです。
よって、葬式の出せないお寺であったとのことです。
ちなみに乾坤院とは、徳川家康の母である於大(おだい)の方を輩出した水野家の菩提寺です。
さて、このお寺は、半田市の最北の有脇というところにあります。すぐ北は東浦町で、このあたりは昔から集落があるので道がとても狭いです。
駐車場は広いです。写真のすぐ右は小学校です。子供たちの声が聞こえてきます。
駐車場からそのまま境内に入ると、駐車場のすぐ横に鐘楼があります。
すぐに観音堂があります。
すべてのお堂にはこのように空けたら閉めるよう書かれています。
鍵のかけてあるお寺が多いので、お堂の中を拝見できるのはうれしいことです。😊
お堂の中はくらいので観音様のお姿ははっきり見えませんが、お参りはさせていただきました。
オン アロリキャ ソワカ 🙏
観音堂でのお参りを終えて横を見ると・・・。
ネコが休憩しています。
弘法堂です。
こちらも戸を少し開けて見せていただきました。
ネットが張ってあって、写真が撮りにくかったです。
手前に弘法大師誕生仏。
いままで他のお寺で「釈迦誕生仏」と書いてしまっていましたが、「弘法大師誕生仏」の誤りであったかもしれません。
「釈迦誕生仏」は右手を上に上げているので、おかしいとは思っていました。
弘法堂とつながっている本堂です。
このお寺は曹洞宗ですが、ご本尊は無量寿如来です。
前日お参りした安楽寺も曹洞宗なのに御本尊は、無量寿如でした。
少し戸を開けてお参りをさせていただきましたが、暗いので撮影はしませんでした。
(ご本尊に向けてフラッシュをたいてよいのか??と思い・・)
千体地蔵
このお寺の見どころのひとつは、千体地蔵です。
千体地蔵堂です。
少し戸を開けさせていただきました。
小さなお地蔵さんに一つひとつ丁寧に彩色されていました。
手前の右の貼り紙に書かれているように、夢告により江戸時代末に三河大浜(現碧南市)より移されたそうです。
千体地蔵をお参りしてから気づいたのですが、山門がありました。
この写真は山門の外から写しました。
以前にお参りしたお寺でもあったのですが、駐車場から境内に入ってしまい、山門に後から気づくことがあります。
まずお寺全体を見てから境内に入るようにしたいものです。
水弘法
このお寺の見どころのもう一つは、水弘法です。
写真は完全に逆光で見にくいです。
明治の中頃にここに湧き出た清水で眼を洗った人が盲目を治すことができ、眼の病気の方の参拝が多かったそうです。
私も眼の病気があるので洗おうと思いましたが、清水は湧き出ていませんでした。
お参りだけさせていただきました。眼の具合がよくなりますように!
山門を上がっていくと左に琵琶がたくさんありました。
納経所で御朱印をいただき、振り返るとネコがくたびれているような様子でした。
日陰に入ればよいのに・・。
最後に御朱印です。
すべてのお堂は古く、歴史を感じました。
ネコは10匹くらいいました。お寺で面倒を見ているのかもしれません。
【参考文献】
「半田十話物語2」(半田市観光ガイド協会 発行年不明)
「半田のお寺」(半田市仏教会 1982年)
「知多半田巡礼」(歴遊舎 2013年改訂版)
■18寺巡礼完了/全98寺 ※巡礼件数が誤っていたので過去にさかのぼって修正しました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。