こんにちは、
よしおです。
ニコラウス・アーノンクールは、真の芸術家だと思います。
その昔、古楽器スタイルの演奏が、前衛的で批判の対象になったりしたようですが、
その時代をあまり知らない僕ですが、それでもアーノンクールは、変なことをする人というイメージがありました。
しかし、彼の録音を聴き進めていくと、そんなことは感じなくなったし、むしろこの人は真摯に過去の作品を向き合って、
それを再現することに生涯を賭けて人だとわかります。
ベートーヴェンのミサ・ソレムニスの録音は、3点残っています。
最初の録音が、1998年ヨーロッパ室内管とのものですが、これも素晴らしいですが、残念ながら現在廃盤のようです。
その後、2012年に映像で観られるコンセウルトヘボウ管とのもの。これは未聴です。
そして、アーノンクールな亡くなる前年のウィーン・コンツェントゥス・ムジクスとのもの。
これが凄い!まさにアーノンクールの芸術の総決算的な素晴らしい演奏で、録音です。
まさに数あるベートーヴェンのミサ・ソレムニスの録音の中でも傑出したものだと思います。
これはぜひ聴いてほしいです。