先日奥さんの存在をしっかり感じて以来、
いまだに気分は低空飛行を続けている。


その低空飛行の理由は
奥さんの存在ではない。
不倫はファンタジーの世界だということを
わかっていて、私はその世界には浸らないと思っていたのに、現実を突きつけられて初めて、はまり込んでいたことがわかって、戸惑いと情けなさを感じているのだ。自分自身に。


ファンタジーの世界は私は終わったかも知れない。けれど、そんなことを思いながら、実はまだまだ抜け出せてないのかもしれない。


彼はこの件で少し私との間でゴタゴタしたけれど、ファンタジーの世界にいるということすら気づいていない。


ただ、彼にファンタジーの世界から目を覚まして欲しいなんて、ひとつも思わない。
目なんか覚まさせない。


そんなことを思う6月の始まり。


彼の奥さんの存在感を
彼自身から来たLINEで感じてしまった。


仕事終わりに
妙にLINEを早く切り上げようとした彼に
都合が悪いのかとLINEで聞いたら
「朝送ってもらったんだ」
と返信が来た。


こんな関係を続けていれば
奥さんの存在は自然なこと。


僕の心は君にしかない
と言った矢先。


ただ、とてもショックが大きかった。
もうすぐ1年を迎えるという時に
彼の仕事でなかなか会えなくて
外に目を無理やり向けていた時に
奥さんの存在を彼自身から言われてしまう。


せめて優しい嘘をつくことは
できなかったんだろうか。
理由を尋ねたこと、迎えにもう来てる
このふたつが重なって、焦ったのだろうけど。


見て見ぬふりで精神のバランスを
保っていたけれど、
それができないならやめればいい。


やめることができないなら、
受け入れるしかない。
受け入れるしかないけど、
そのLINEで、色々なことを想像してしまう
苦痛を知ってしまった今、
やっぱり見て見ぬふりが最善だと思う。


こういうことを繰り返して
だんだん心は慣れていくのだろうか


それより私が先に逃げるかもしれない。

GWは家の掃除をすると決めていた。
ゴミを捨て、不用品を手放して
部屋の中と心をスッキリさせたかった。


部屋は少しずつ片付いてるものの 
心身ともに身軽になるにつれ
彼のことばかり考えてしまった。
彼との生活ができるなら
この目の前にあるモノ全て
簡単に捨ててしまえるのに。
なんてね、本当にバカ。


でも、彼は家族を捨てないだろう。
捨てられない。
手放せない。
勇気がないんじゃない。捨てない。


フンっと想像で彼を馬鹿にして
鼻で笑ってみたけど
人のことは笑えなかった。
押入れから自分の結婚式の時の色々なものが
出てきたからだ。

 
何時間かけて考えても
まだ捨てる選択肢を選べていない。


彼だけを責めることはできないことを
日々考えて、わかってはいるものの
また改めて感じて、自分が情けなくなった。


あーもぅ、全部捨てたい。
彼のことも。



「僕が離婚したら、君も離婚する?できる?」


酔っ払いの言葉。
だから笑っちゃう。


まさか彼の方から「離婚」の言葉が出るとは。
だからといって、酔っ払いの戯言。これを本気で受け取るやつは、バカ。


私からは絶対に「離婚してほしい」とは言わない。言えば言うほど、相手が離れていくことが容易にわかるからだ。そして、やって来るのは「別れ」だけ。


不倫は健康的にしなければ、
Wの場合、自分自身だけでなく、家庭も壊れていく。家庭は置いておいても、精神的に参って泣き叫び、自分を追い詰めてくる女性がいいと思う、不倫男はあまりいないだろう。


不倫は男性から追わせなければ。
不倫は女性が常に冷静でなければ。


酔っ払い男には、冗談ぽく本気で
「うん、別れるよ」と笑顔で言っておいた。



人はただでさえ思い出を美化しがちなのに
不倫を純愛だと考える人はなおさら
思い出を美化し、それに浸る。


耳をすまし、彼が言っていることを
冷静に聞いておけば
それが、純愛ではなく、悲しい現実で、
日々の生活に甘い刺激を求めているだけだと
いうことが、すぐにわかるのに。


私は不倫は純愛だとは思わないが
そんなふうに思い出を美化して浸ったり
それでもいいんだって思ってないと
やっぱりやっていけないものだ。


自分と向き合ったり
向き合わなかったり


なにやってんだか。