彼と仕事帰りに会った。
私なりに、今話さなければならないことがあったからだ。
まだ子供のいない既婚の私は
周囲から子どもの期待をされている。
母からは、いつまでワガママ(自由)でいる気なの?と、GWに叱られてしまった。
私も子どもはほしいと思う。
ただ彼を手放すこともできない。
欲張りな私はこの二つを
ずっと考えて考えて、考えぬいたけれど、
こうする。という答えは出せなかった。
どっちも手放すことができなかった。
覚悟ができないアホな人間とは私のことだ。
考えている期間は
仕事でのストレスも加わり、
彼に八つ当たりやひどいこと
冷たい言葉をぶつけまくった。
それでも彼は怒りもせず
私の言葉に、違うことには違うよ
とだけ、優しく言った。
なら、いっそのこと、
彼には大いに呆れてもらい、
彼から別れを切り出してもらおう、と
今こう思ってる、悩んでる、
ということを覚悟して話した。
最後は開き直って、
「この不倫関係で、産休、育休くれない?」
と言った。
そしたら彼は
「待っていてほしいって言われて、本当に嬉しい。僕はずっと変わらないよ。ずっと待ってるから。産休、育休、取りなよ」とゆっくり、自分の考えを言った。
自分の要求を全て飲んでくれて
しかも、嬉しいと言われるとは
正直思ってもみなかったし、
この人も相当バカなんじゃないかと思ったけど、
本当に大切にされているなと感じて嬉しかった。
嬉しかったけれど、それは不倫相手として大切にされている、ということ。
「産休、育休を許可される」ということは
この先、彼と一緒になる。という夢や選択肢は
同時に消滅したということ。
それに、それを許可するということは、
彼自身も、端から奥さんとの離婚は
考えていないということ。
私も主人とやっていく、ということ。
「だからって、作りますって、すぐに子どもができるわけじゃないしね」
と彼は得意気に言ったけれど、
できない間に、私と彼の間に何か進展はあるのだろうか。
うーん、たぶん、ないな。
それでも、今のところ彼と別れなくてすんで
幸せだと思う私は、やっぱり残念ながらアホな人間。
賢い人は、先を見て別れていると思うから。