あなたの集客は赤字型?黒字型? | 集めない集客術「お客様引き寄せの法則」

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集客コンサルタント&NLPコーチ高取剛充。そのままのあなたらしさを魅力的に活かすブランディングと、ブログやSNSで人のつながりを作る共感信頼型マーケティングを、お伝えしています。

日本の国の借金、深刻ですね。
赤字国債を発行しないと景気を刺激できない。
景気が良くならないと税収があがらない。

なんだか個人事業のお財布と似てます。
投資しないと次の手が打てない。
手が打てなくてはお客様が増えない。
でも投資するにはお金が足りない。

ん~、ジレンマです。
国の財政赤字はGDP比200%を超えたそうですが、あなたの事業の財政は大丈夫ですか?
年収の倍の借金ですよ。
家のローンでもあれば、あまり珍しい数字ではないかも知れませんが、それにしても負担感はありますよね。

なぜ赤字体質になってしまうのか。
国の財政をヒントに、自分の事業も振り返ってみましょう。
なお、国の赤字の原因にはさまざまな見解があるので、深入りはしません。
集客でいい結果を出すために、ホームページを作る人が多いので、そこ学びがある点だけを、国の施策から話題にしようと思います。

格好の材料となるのが、一部の公共事業、公的事業です。
なかでも、誰も来ない所に巨大な施設を作った事業があったのを、覚えているでしょうか。
随分ニュースになりましたね。

交付金や補助金で立派な施設を作ったり、郵便貯金を事業投資に回したりしたケースです。
作った時は地元の建設業者が潤ったけど、完成後は赤字が続いて公共のお金で補填し続けた、そんなお話。
民営化や仕分けで赤字運営の施設は売却されたり、廃止されたりしました。

ですが、注目すべきところは、民営化されてから数年で黒字に転換した施設もあったこと。
じゃあ、いままで国民のお金をつぎ込んでいたのは何のため?
と疑問に思わざるを得ません。

いわゆる箱もの行政といわれたものは、作ることに意義を持っていました。
施設を作れば、地方にお金が落ちる、雇用もできる、というわけです。
そこでは収益を生むための維持運営が、第一の目的ではなかった。
ここが民間との大きな違いです。

立派な施設を作ればなんとなかる。
この発想、立派なホームページを作れば何とかなる、っていう発想と、似てると思いませんか?

ユーザーが本当に求めているのか吟味する。
作った後の維持管理の手間やモチベーションを、現場目線で考える。
こういうのが、抜けてるんです。

最近NHKで紹介されていた事例では、施設を作る前に、地域の住民と何度もワークショップを何十回もひらいて、どういう施設だったら使う気になるのか、徹底的に話し合っていました。
その話し合いの結果、施設は住民達のニーズがきちんと組み込まれたものになり、参加意識も高まって、年間何万人もが利用する、地域の中心になりました。

建設費も当初計画の約1/3。14億から4.5だったかな?に圧縮されたそうです。
施設の目的がはっきりすることで、何が必要で何が不要かも、しっかり優先順位づけができたからでしょう。

店舗には、農家の人が自分で納品し、商品を棚に並べていました。
インタビューには「売れると嬉しい」と素敵な笑顔で答えていました。
お客様の手応えが感じられて、励みになっているのですね。
こういう映像をみると、感動してしまいます。
やっぱ、こうでなきゃ~、ってね。

集客の仕組みは、こうした施設とおなじです。
ホームページも、作ることを目的にしてはいけない。
完成後に、ユーザーがどう使うのか、何のためにそのページに来るのか、どう楽しむのか。
それを目的にしなければなりません。

作る時には、お客様を知ることに努力し、設計に時間をかけ、優先順位をつけて無駄を省く。
作った後は、お客様の反応を励みにして、日々手を入れ、お客様に参加していただけるような場育てる。

これが、収益性の高い、黒字型ホームページの作り方です


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