文章を書く時、読む相手をイメージして書くことにしている。
このブログ記事を書いている今もそうだ。
文章を書く機会は多い。
公私を問わず、1人に向けてメールや手紙を書くこともあれば、
ジムに来てくださっている練習生に向けることもあり、
さらにはこれから練習生になって頂きたい方に向けることもある。
ジムのホームページやブログは、ジムの広報媒体であり、
読んでもらう対象と考えているのは上記の方々である。
それらの方々に向けて、ほぼ毎日文章を書く。
しかし、書く分量、件数として最も多いのは
不特定多数の方々に向けた文章である。
これはコピーライター・ライターとしての仕事をしているためであり、
1日に書く文章の大半がこの仕事関連のものである。
この仕事関連の文章は読む方のイメージを作りにくい。
完全な不特定多数に向けているからである。
しかし、イメージを作らずに書くのでは文章の方向性がぼやけてしまう。
読む相手のイメージを頭に浮かべて書かないと、
ひとりよがりの文章になってしまうのだ。
脈絡がなく、えらそうな口調であるが底の浅さと自信のなさが透けて見え、
途中で方向が変わってまとまりに欠け、
結局は自己満足に終わっているのだろうなと感じられるような、
そんな文章を見かけることが時々ある。
「別に、他人に読んでもらおうと思って書いているのではない」
と言うのなら、誰もが自由に目にすることができる場に書く必要はないし、
「わかる人にだけわかってもらえればいい」
に関しては、負け惜しみや言いわけとしか言いようがない。
友人にあてた私信であればそれでもいいのだろうが、
仕事として書く文章がそんなことになってしまうと致命的である。
信用をなくし、仕事が入ってこなくなる。
そうなることは避けたい。
そのため、書く文章には気をつかう。
広告文案を書く際は、
その商品やサービスを必要とされるであろう方や、
その周囲の方をイメージして書く。
一般記事を書く際は、そのジャンルや内容に興味をお持ちの方をイメージする。
具体的な名前や顔が思い浮かばなくても、
おおよその年代や性別、さらには簡単なプロフィールまでイメージして、
その方に向けた文章を書くようにしている。
その手法をとらないと、ひとりよがりの自己満足文章に陥ってしまうからだ。
( 続く )
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