実在とは

実在とは、超越意識です。

奈良の大仏様（毘盧舎那仏）

毘盧舎那仏を宇宙の中心と考え、それが宇宙の真理。
唯一の実在、それすなわち、毘盧舎那仏。

そしてそれは、宇宙の叡知と呼ばれるものです。
永遠の存在です。
絶対の存在です。
普遍の存在です。

実在とは？
なんだかよく分からないでしょう。
高次元の世界です。
我々の住んでるこの世界からは見ることは出来ません。
霊界です。

時空を超えた高次元宇宙です。
時間と空間の概念が我々の住んでる世界と、

ちがうのです。
空間はないのではなく、あるのですが、
空間が大きいとか、小さいのではなく、

イメージしたような空間になります。
同じく、時間も過去、現在、未来と直線ではなく、
イメージした時間になります。
不思議な世界です。

階層構造になっておりまして、それはそれは数え切れないほどの
階層がありまして、同じレベルの霊が同じ階層に集まっております。
西洋のスピリチャルだと「類魂の法則」といいまして、まあ
同じ波動でしょうか、同じくらいに浄化した霊同士が集まっております。

低級霊から次第に上に上がっていき高級霊までの世界です。
ですが、上には上が限りなくあるって、世界です。

そうした世界ですが、
それらの一番上が西洋のスピリチャルですと「宇宙の大霊」、
私は「唯一の実在」 と言った方がピンときます。
どちらも同じです、「神」と言っても正解でしょう。

そこまで上に行かなくても、自分と一番近い超越人格が
主体。
この霊は、自分と四六時中一緒、前世でもその又、前世でも
一緒でした、まあ、一番近い人生の先生でしょう。

次に「守護霊」と「守護神」どちらも同じような感じですが
西洋のスピリチャルですとガイドとかガーディアンとかいわれております。

そうした中で主体以外は自分の人生と共に入れ替わることも
あるのです。
仕事での技術やら、芸術的才能、スポーツでの才能などのように
本人の努力で、向上していけば、ドンドン上級の指導霊がつくわけです。
まあ、ついてくれるわけです。

私が、こんな文章を書いているのも、そうした実在の指導霊の
指示が常にあります。

もちろんなのです、彼らの世界のことを書いているのですから、
より正確に書くような、指導が入ります。
我々の世界の波動の高い、実在とのフラクタル共鳴する能力の
持った人間には指導が入るわけです。

 ―― フラクタル共鳴とは、次元の違う世界での概念の共有――
こうした能力は訓練で誰でも手に入れることが出来ます。
ただただ、ひたすらに潜在意識の浄化と実在とのフラクタル共鳴です。

我々、人間は誰も実在から別れてきた、神の子ですから、
親である実在と、交信できうる能力は備えております。
それに気づき、 瞑想で潜在意識の浄化を試みることです。

ここでは「実在」として、我々の住んでるこの世界より
高次元の世界があるということを書きました。
そして、そこから全てはコントロールされて我々世界は
存在しているのです。

こうした考え方は、世界中で紀元前の古代からありました。
西欧社会なら旧訳聖書の世界でしょうし、
アジアならアーリア人がもたらしたゾロアスター教やら
インドのバラモン教の教典ヴェーダのように
ゴータマ・ブッダ以前に成立した聖典にもあります。

日本の近代では、鈴木大拙が禅を通じて
超越的な存在に対する信仰を「日本的霊性」とし、
海外に紹介したり、
谷口雅春の生長の家、
五井昌久の祈りによる世界平和運動、と
超越的な存在を説いて発展してきています。