いつもお読み下さり、どうもありがとうございます。
うりりんです。

 

前回のブログはこちら↓↓↓

111話 肺がん末期患者(母)へのケア~第14回日本臨床腫瘍学会学術集会と看取り

 

呼吸器系の病の場合は気圧がかなり影響するのかな…
この台風をきっかけに入院したのですが、

 

 

30日は三男の部活の帰りを待っていたので、面会時間を過ぎてしまったのですが、警備室に伝わっているとのことでしたので、家族皆で見舞いに行きました。

 

右腕から点滴が外されたので、今度は妹とと一緒に両腕トリートメントができるね~と話してました。

 

その後、自宅に戻り、しばらく経ったら意識不明と連絡を受け、すぐに行ったのですが、二度と目を開けることはありませんでした。

でも、悲しんでいられないんですよね。

病院から自宅まで母を連れて帰るのにどちらの葬儀社にお願いするか?という話が病院の方から出ます。

 

正直…厳しいですね。

 

この時、私たち家族4人、息子夫婦と孫、妹の家族5人、叔母2人がおりましたのでまだ良かったものの…一人でしたらさぞかし大変だろうなと思います。

 

 

以前から親交のあった平和堂典礼さんにご連絡。

 

翌日、社長がわざわざお越し下さり、父の話をよく聞いて下さいました。

 

・無宗教(一応母方は浄土宗、父方は日蓮宗ですが…)

・家族だけ

 

平和堂典礼さんからのご提案は

 

一般葬で私と夫が絡んでしまうと、かなり大きな葬儀になるとのことで、父が母との別れを悲しむ暇もないという配慮から家族葬はどうかと。

 

そして、香典や供花をお断りするというスタイルでした。

 

日程についても無宗教のおかげで早くできることに。

 

 

こちらが疑問に思っていてもなかなか聞きにくいことを察して先にお話して下さる…。

 

 

何もわからない私も父もなんの不安も無く、当日を迎えることができました。 

 

 

花好きだったということをご配慮いただいたのか祭壇に飾られたお花は素晴らしいものでした。

 

 

 

そして…おそらく私への配慮だと思われますが…

 

何も仰らなかったのですが、お香がかなり良いものだったのではないかと思います。

 

棺の中に一緒に収めたものは…

 

時間があると、何かしていられない母は、よくレースを編んでいましたので、また時間があったらできるように編みかけのレース糸と針

 

そしてもう二度と作れないと言っていたレースのベッドカバー

 

レースの本の切り抜き。

 

先日作成した香り。

これはベッドカバーや千羽鶴に垂らしました。

 

 

 

眠るように亡くなったせいか、とても安らかな表情で、自宅に戻って来た際も今にも目が開きそうでした。

 

姪っ子がお化粧をしてくれましたが、母がお化粧をしたのを見たのはこれが初めて。

 

化粧品の匂いがキライな母は、基礎化粧品さえ使ったことはありませんでした。


父には自分にもしものことがあった時に困らないようにと、

お料理やゴミ出しの方法、スーパーでの買い物の仕方などを伝えていたようです。


覚悟はしていましたが、4年経った今もまだ全く実感がありません…。


日々悔いの無いように過ごしてきたつもりでしたが、やはり悔いは残ります。


 

 

結婚式場での演奏者になる前、勉強中の身だったころ、

葬儀社でアルバイトをしていたことがありました。
私の会社のすぐそばです(笑)

 

その時に知り合った社長でした。

 

結婚式とお葬式…どちらも人生における大きなイベントですが…
セレモニー界では両極端な世界ですね。

 

そして、奥様もいろいろ心を砕いて下さったのですが、
父の古くからの知人のお嬢様で、私の学校の先輩でもありました。
 
よく葬儀の話でマイナスのことをよく聞きます。
でも、母の最期を良いものにしてくださり、本当に感謝です。

 

 

 

引き続き113話もお読み下さいませ。

 

113話 私の会社が倒産しかけアマゾンでバイト~出来事に良い悪いはない

 

 

最後までお読み下さり、どうもありがとうございました。