継承日本語のプライベートレッスンを始めました。
漢字を勉強したいとのことだったので、さあ、どうやって授業を組み立てよう、と
インターネットで教え方を検索したり、漢字の教え方セミナーに参加したりしています。
なんとなく形ができてきたので、まとめようと思います。
レッスンを組み立てるうえで以下のようなことを考えました。
1.教える漢字はどうやって決めるか
a.本人に決めてもらう(今週見た漢字の言葉を書いてきてもらう、など)
b.レッスン中の読解、会話などででてきた言葉から拾う
c.漢字ドリルを1つ決めて、その出題順に従う
d.部首ごとに覚える
⇒「部首ごとに覚える」に決めました。
うちの子を見ていると、漢字ドリルを使って書かせても日本で就学している子に比べると
圧倒的に練習量が少なく、覚えられません。「書かせる意味ある?」と疑問に思い、
やめたんですね。そして生徒さんのお母さんに話を聞くと、私と同じような意見をお持ちだったので
(c)の漢字ドリルは却下。
(a)は選んだ漢字がよく使うものだとは限らないこともあるし、
そのほかの問題もでてきそうだったので却下。
(b)も漢字学習がどの程度進んだのかわかりにくく、満足感が得にくいと思い却下。
で、(d)にしました。
幸い手元に『部首で覚える漢字プリント』という本を持っていたのでこれを参考にしながら
授業準備をすることにしました。
こんな楽しい歌も見つけました。
1回目は「月」がつく漢字。
まず思いつく漢字を出してもらって、出てこない分はこちらから出します。
で、空の表を用意しておいて、対話をしながら埋めていきます。
授業で終わらなかった分を宿題に出したのですが、これは失敗でした。
「調べたいとき」を押すと、オンライン辞書に飛ぶようになっているのですが、
そこにでてくる言葉が使用頻度の非常に低い物がたくさんあり、
せっかく調べてきてくれたのに使えませんでした。
2、宿題はどうするか
上の表に書いた「言葉」の読みの問題を作り、それを宿題にしました。
また、次のような問題も作りました。
その他には授業ででた言葉以外の熟語を出し、どんな意味か考えてもらう問題(たとえば「有望」)や、
漢字をどう分解できるか考える問題を用意しました。
3、Padletで熟語組み立て
漢字を正しく組み立てて熟語を作れるか、Padletで確認します。
4、漢字マップを作りたい
年末に参加したJLESA の漢字マップワークショップが楽しかったので、
是非取り入れたいと思っています。まだきちんと説明していないので、次回かその次に導入できるかなあ、と考えています。
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今のところ、こんな感じで進めていこうと思っています。
必要なところがあればどんどん改善していきたいと思っています。
ネットでいろいろと調べて、たくさんの先生方の教え方を参考にさせていただきました。
特に以下のブログを参考にさせていただきました。ありがとうございました。