開拓史史跡
豊栄神社
住所 恵庭市大町214
【御祭神】
大国魂大神
豊受姫大神
【正面】
由緒
明治7年6月15日稲荷大神を奉斎し、同24年8月7坪の神殿を建立、札幌神社に請い大国魂大神を合祀したことに始まります。
同34年8月24日神社創立を出願し、同年9月25日恵庭神社として公称の許可を受ける。
明治34年無格社。同44年7月19日豊栄神社を合併の上現社名に変更公称の許可せられる。昭和9年8月27日社殿造営が完成。昭和11年村社。同20年郷社。
同21年宗教法人設立。現社殿は昭和56年9月に造営完成し、昭和60年12月に社務所並びに職舎の改築が完成しました。
同62年に敬神婦人会、同63年市民青年による御輿を担ぐ会「恵祭會」が発足しました。
【手水舎】
こちらの手水舎は近代的で手をかざすと水が出るタイプです✨
【幸せを呼ぶ御柱】
境内にある説明書から引用します
【幸せを呼ぶ御柱】
悠久の昔から私共の祖先は、伊勢神宮を日本の総氏神と仰いでまいりました。
この恵庭の地において、皆様に伊勢神宮をより身近に感じ、崇敬を深め、御加護をお受け頂くため、平成25年の第62回式年遷宮にあわせて伊勢神宮より御神木を頂き、「幸せを呼ぶ御柱」を奉斎しました。
三本の御柱には
【健康】→長寿・無病・健やか
【安全】→平穏・除災・無事故
【繁栄】→子授け・愛・志
の祈願が込められております。
この由緒書の正面に立つと御柱の遥か向こうには、真摯な願いを受け入れてくれる荘厳な日本のふるさと伊勢神宮があります。
【幸神臼】
もう一つは神殿に置かれている祈願の【幸神臼】の3つで【子宝】【合格】【成就】の願いを込めて奉斎致しました。
平成22年11月23日
豊栄神社 宮司 本間后
見事な御柱ですよね🤭
柱の前に立つとその向こうには伊勢神宮があるという事ですから心はお伊勢参りでした✨
【狛犬】
狛犬の台座には御大典記念と刻まれてますが、裏側に昭和3年11月10日とありますので昭和天皇の御大典記念ですね。
【記念樹イチイ】
こちらには見事なイチイがありました。
その由来を説明書から引用します。
記念樹移植の由来
水松（学名イチイ）推定樹齢3000年
経級150センチ樹高20メートル
昭和43年開道100年を迎えるに当たり記念事業として恵庭営林署に乞い受け昭和46年8月18日移植完了す
抑々この太古の老樹は深山ラルマナイ漁分担区28林班標高500メートル地にあり、神武天皇紀元前と推定され明治42年山林の大火災にて附近一帯の樹木ほとんど焼け枯死せし中に唯一一本生き凌ぎ昭和29年9月古今未曾有の大風水害の中を堂々と生き抜き厳然として今日に至る
この尊厳の姿は此後神樹として私共住民の子供孫まで幾千代かけて永遠に尊厳と追慕せらるることと存じます
般出に当たり深山より林道を運び出す支笏湖畔廻り40余キロの行程を般出無事移植完了す
蝦夷が島根の北の園
遠き昔を偲びつつ
波静かなる世を祈るらん
昭和46年9月20日
豊栄神社宮司 本間康将
ラルマナイはアイヌ語で水無沢と訳し、急流で滝になっているところを指すようで、現在も恵庭渓谷にてラルマナイの滝という滝を見ることが出来ます。
未曾有の…とあるのは洞爺湖台風のことで、後で紹介しますが野幌原始林という森林の木もこの時に大被害を受けてます。
その大災害を生き抜いた老木、いや霊木ですよね。
3000年って凄いですよ。紀元前ですからね😮
【旧社殿】
【現社殿】
昭和9年に旧社殿が完成、現社殿は昭和58年に完成してます。
旧社殿も立派ですが現社殿も素晴らしいです…って私が参拝した時はそのお姿を拝めませんでした(T_T)
旧社殿は現社殿向かって右の境内内に移築保存されております。
※芽の輪くぐりが出来ますよ🤟
【演舞場】
例大祭や年末年始に使用します。
ネットでみるとかなり賑やかな例祭です👌🏼
大祓詞が貼ってありました。ちょっと引用する気力が御座いませんので拡大してご覧下さい💦💦
イチイの説明書を書きながら凄い木があったものだ…と今更ながら感動してます。
洞爺湖台風の被害はひどく、野幌原始林の木もこれにより失ってしまいました。
神社の名前ですが、ほうえいと読むのかと思いましたら"とみさか"と読みます。
江別市に豊栄神社がありましたが、こちらはほうえいと読むそうです💦
豊栄神社はＸ（旧ツイッター）もやっており、動きがあれば投稿してますのでそちらもご覧下さい。
御神木があったり霊木があったりと目白押しでしたがゆっくり出来なかった為、急ぎ足で撮影して帰宅したのが悔やまれます😢
お近くにお立ち寄りの際は参拝されてはいかがでしょうか🤗