桜東行のブログ

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開拓史に特化したブログです。
幕末は高杉晋作さんが好きで、こちらは小説系にしたいと思案中。

札幌近郊の開拓史史跡及び歴史について書いてます。
宜しくお願いします(*´∀`)

開拓史史跡

三吉神社

住所 中央区南1条西8丁目


【御祭神】

大己貴命

少彦名命

藤原三吉神

金刀比羅宮

天満宮(菅原道真公)


【みよし】神社と読みます。通称"さんきち"神社と呼ばれており、秋田県にある三吉神社の分霊を奉斎してます。
この秋田県三吉神社は非常に歴史があり、古くは征夷大将軍・坂上田村麻呂の時代まで遡ります。
太平山三吉神社のHPを参照しますと、天武天皇の白鳳2年(673年)創建と伝えられ、征夷大将軍坂上田村麻呂の東夷征討の際、戦勝を祈願して堂宇を建立、奉納された御鏑は神宝として今に伝えられてます。

三吉霊神(みよしのおおかみ)
秋田で生まれた守護神で、力の神・勝負の神・勝利成功・事業繁栄の神。
太平の城主藤原鶴寿丸三吉は郷人に面倒を良くみた名君でしたが、豪族に妬まれ追い出されたため、太平山に籠もり太平山の神様である大己貴命、少彦名命のもとで修業し、力をつけ郷土の神様として祀られました。
そのため藤原三吉神とも呼ばれます。

戊辰戦争の際には藩主佐竹公がその御神徳に感謝し、太平山を遥拝する雪見御殿(現在の里宮の地)を奉賽されて依頼、勝利成功、事業繁栄のお社として地元はもとより北海道・東北・関東や遠くブラジルサンパウロでも祀られ、みよしさん・さんきちさんの愛称で親しまれてます。

【神楽殿】
例祭日である5月15日には奉納能が執り行われております。

【御使御差遣記念碑】
昭和11年北海道で行われた陸軍大演習が行幸された際に、随行した甘露寺侍従がこの三吉神社に御差遣されたことを記念し建立。

【不明碑】
どうやら佐藤菊枝刀という方(裏に刻まれていたのだが全文読み取れず)に関連する石碑だとは思いますが詳細は後日🥲

【出世稲荷社】
この稲荷社については後日また追記していきます。
というのも雪の中に石碑が埋もれているみたいで、この石碑にもしかしたら碑文があるやもしれません。
御祭神の藤原三吉神が出世にご利益のある神様。もしかしたら関連性があるかもしれませんね🥰

【狛犬】


【社殿】
 明治11年5月に秋田県人木村藤吉という方が秋田の太平山三吉神社の御分霊を豊平川東詰に奉斎するも、この地は火除け地に接するので除宮すべしとのお達しがあり、明治12年4月現在の地に鎮座しました。

神社にある由緒から引用しますと

神社公認 明治13年11月29日
村社昇格 明治15年10月31日
郷社昇格 明治30年2月4日
県社昇格 昭和5年4月30日
御使御差遣 昭和11年10月2日甘露寺侍従御参拝

とあります。

この太平山三吉神社の御分霊は平岸にもあります。下にリンクを貼ってますのでご覧ください。
また菅原道真公も祀られており、境内には学問の神様らしく合格祈願の絵馬などがありました。

地元でも"さんきちさん"と親しまれている神社、お近くにお立ち寄りの際は御参拝されてはいかがでしょうか😀