【開拓史 82 エドウィン・ダン記念館&記念公園】 | 桜東行のブログ

桜東行のブログ

開拓史に特化したブログです。
幕末は高杉晋作さんが好きで、こちらは小説系にしたいと思案中。

札幌近郊の開拓史史跡及び歴史について書いてます。
宜しくお願いします(*´∀`)

開拓史史跡

エドウィン・ダン記念館&記念公園

住所 南区真駒内泉町1丁目6番地
(エドウィン・ダン記念公園内)
開館 夏期4月1日~10月31日
9:30~16:30
休館日は毎週水曜日と年末年始

冬季11月1日~3月31日
金・土・日のみ開館

入場料:無料
(パンフレットより抜粋)

南区役所から近く、南消防署向かい、南郵便局隣にあるエドウィン・ダン記念館。
真駒内は明治9年にエドウィン・ダン氏により開拓使牧場づくりが始まりました。
以来、真駒内は北海道酪農の中心として発展していきます。
記念館はその時代の事務所でした。昭和39年にエドウィン・ダン顕彰会により移築され平成15年に改修工事を行ない現在の姿になりました。



庭には移植された『いちい』や『おんこ』などを見ることが出来ます。

【玄関からすぐにある資料】

こちらにはエドウィン・ダン氏の来日~晩年までの解説が絵と共に展示されているので、まずはどのような方かを知る事が出来ます。
左側にある部屋に入ると多目的室となっております。

【多目的室内資料】




わかりやすいものから専門的なものまでファイルにしてまとめてくれています。
勿論、中身見せはNG。
是非、来館されてご覧ください(*´▽`*)
また、開拓史資料本がドッサリ!! 下手に図書館いくよりも集中して調べられたりするくらい大量の関連本がありました。

【展示室3部屋】



玄関からすぐにある展示室から右側に入ると3部屋に分かれ、エドウィン・ダン氏の偉業を描いた絵画や写真、遺品などが展示されております。
彼から学んだ日本人の方々やエドウィン・ダン氏の他に真駒内発展に尽力された外国人の方々や開拓使関係の資料を写真・解説にてわかりやすく説明してくれます。
町村牧場創立者で有名な町村敬貴氏の父・金弥氏もエドウィン・ダン氏から学んだ一人でありました。
エドウィン・ダン氏から金弥氏へ、そして敬貴氏へと脈々と受け継がれていったようですね。

北海道酪農畜産技術をもたらしたエドウィン・ダン氏。契約期間満了により帰国(アメリカ)しますが再来日し、その後は日本で暮らし日本で亡くなってます。

【エドウィン・ダン記念公園】




【公園内に建つエドウィン・ダン銅像】

エドウィン・ダン記念館の敷地は公園になっており、農業用水路やエドウィン・ダン氏の銅像をみる事が出来ます。
記念館に記念公園どちらも素晴らしいので、是非一度訪れてみてはいかがでしょうかII
最後に顕彰碑の引用してみます。日本語の方です(笑)
ちょっと見づらい所は自信ないので()で囲います。本文は現地で確認くださいね。

エドウィン・ダン氏は明治六年開拓使が米国に求めた家畜を輸送して来日してから引きつづきその(?)を受けて北海道農業指導の任にあたり、ことに明治八年以来北海道にあつてその経営にあたり家畜の飼育、牧草、(甜)菜、亜麻などの栽培、土地の改良、畜力農具の使用、畜産物の加工などあらゆる新技術を実地に伝えた。
北海道は実にその基礎の上に榮えたのである。
明治十五年任期満了後も日本に止り、昭和六年八十四才で長逝されるまで我国の外交、産業、文化の発展のために全生涯を捧げられた。
その恩澤は永遠に忘るべからざるものである。
今その偉大なる功績を永遠に伝えんがために、この像を建立する。

昭和三十九年 エドウィン・ダン顕彰会