決まって早春、
日差しの中に春のぬくもりを感じ始めると
私はふと潮風に吹かれたくなる。
なぜ早春なのかと自分でも思うのだが、
おそらく、早春の海が一番浄化力が高いことを
からだがなんとなく感じているのかもしれない。
海に行くのは、”気ばらし"になるのだが、
邪気が祓われるということもあるだろう。
それで、
たいてい毎年、
どこかの週末、海に向かって車を走らせることになる。
(なぜ週末かといえば、ドライバーの夫の休日だから)
2月後半のこともあるが、
今年は、3月の中旬までずっと忙しく
気がつけば3月も半ばを過ぎて
お彼岸を含む三連休初日という、
よりによって混雑が目に見えている週末を
選ばざるを得なかった。
コロナウイルスが人々を外出から遠ざけている
かもしれないという予測は、
今回のドライブに限っては当てはまらなかった。
むしろ外出を制限されているからこその、コロナストレスを
解消するために出かけている人も多いだろうと思う。
海風は、コロナウイルスをあっという間に
吹き飛ばしてしまいそうなイメージもある。
ほんとうは鎌倉の海に行きたかったが、
さすがに人の多さを容易に想像できて
私が穴場と思っている三浦半島の漁港の町、
佐島に向かった。
それでも渋滞にあい、
予定よりもだいぶ遅くなり、到着。
佐島に着いてから驚いたのは、
もう穴場とは言えない人の多さである。
あの狭いスポットに人があふれていた。
ランチのお目当てにしていた
三浦野菜など地元の食材にこだわった
カフェ&レストラン
MARINE&FARMは、大勢のお客が殺到して、
もう受付を終了していた。
かつては、
「海辺」という開放的な広いデッキのあるお店で、
鮮魚の定食を味わうのが楽しみだったが、
1年半ほど前に閉店してしまった。
あまりにも海の際にあったため
おそらく台風などの被害が大きかったのかもしれない。
「海辺」は、佐島ならではの
他にはない魅力のお店だったので
本当に惜しまれる。
レストランの話はさておき、
ドライブの目的はあくまでも春の海を楽しむことでした。
風は強かったが、
その風が早朝広がっていた雲を吹き飛ばし、
青い空を映す海の色が美しかった。
そして、
海の向こうには富士山の優美な姿も見られた。
いつもは、
春霞に覆い隠されてしまっていたので、
今回、初めて佐島で富士山に出会えたのである。


富士山は思ったより大きく、くっきりと浮かびあがって見えた

まるで客船のように見えるMARINE&FARM
このデッキでランチがしたかった(残念!)

午後の海は白く光る
おそらく平日ならば、
人の数はずっと減って
小さな漁港の町、佐島ならではの
のどかさに包まれているにちがいない。
それでも、
春の潮風は
私を十分にリフレッシュしてくれた。
思えば、このコロナショックで、
外出もままならない国も多いこの時節、
日本では、こんな小さな海辺でも人が賑わって
季節を楽しむことができている。
明るい海の風景のなかでそんな幸せを
つくづく感じることができた
早春のドライブでした。

(コロナウイルスで苦しむ方々の
一日も早いご回復をお祈りしています)
(外出がままならない方は、去年のブログでイマジネーションの旅を)