何回か過去のブログで取り上げている
神宮外苑の再開発問題にとうとう結論が出た。
伐採の本数は971本から556本に減ったものの、
基本的な計画はそのままに
来年早々から着工が始まるらしい。
伐採本数を4割ほど減らすといっても
それは中で調整可能なトリック的な数字かもしれない。
結局止められなかった、残念な審議の結果。
わかっていたとはいえ、がっかりだ。![]()
開発業者の筆頭は、三井不動産だ。
三井不動産は、国立競技場のまん前のホテルも
オリンピック直前に建てている。
先日、東京オリンピックの黒幕であった
高橋治之氏が収賄の罪で逮捕された。
その逮捕は、ある意味驚きだった。
陰の強大な力を持つフィクサーゆえに
裏取引があったとしても
表に出ないようなイメージがあったから。
実は、オリンピック前に数度にわたって
高橋氏のインタビューを起こしたことがある。
その起こし原稿を改めて読み返してみると、
外苑の再開発についての
高橋氏の発言にこんなのがあった。
「いちばん(明治神宮の)宮司とつるんでいるのは
三井不動産。三井不動産の会長は神官の宮司の上にいる」
外苑にある神宮球場は、実は明治神宮が運営している。
その神宮球場が老朽化しても、
明治神宮は建て替えるお金がないので
この再開発の話が進んだように表向きはなっている。
が、この高橋氏の発言から想像するなら、
三井不動産の会長は他の業者よりも、
うまく宮司にとり入り関係を築き、
もはや宮司が会長の言いなりになるまでに
なっているということだ。
だからこんなにも外苑再開発計画が
スピーディーに進んだのか。
やはり大きなお金が動く再開発の陰には癒着あり、
である。![]()
高橋氏は、
外苑再開発に携わろうとしている三井不動産を
「最低なんだ」といい、
「ほっとくと大変なことになる。高層ビルを建てたり、
せっかくのスポーツの殿堂を……」
と、スポーツの集積地の外苑一帯が
商業施設中心になるのではないかと
危惧しているような様子が見られる。
もっとそのことについて聞きたいと思ったら、
聞き手が、別の話に変えてしまった。![]()
まさか今回の高橋氏の逮捕と、
三井不動産は関係はないと思うが、
なんらかのリークがあった可能性もあるだろう。
それはともかくとして、
今後も東京の街はデベロッパーによって
彼らの思うままにデザインされ続けていくのだろう。
それによって彼らが積み上げる利益を象徴するような
高層建築を中心に広がる街。
いつの間にか東京じゅう
そんな場所ばかりになってしまった。
その地区ならではの景観を守りたいと声をあげても
市民レベルでは無力なのである。![]()


































