こんばんは~。
本日更新2回目にて、失礼致します。
※長くなると思いますので、「遅発性ジスキネジア」や「遅発性ジストニア」といった
抗精神薬による副作用について、ご興味ある方のみ、お読みくださいね。
また、聞き違えて捉えている内容がありましたら、申し訳ありません。
基本的に、発表を聴いてメモしたとおりに、まとめて書いていますが、
内容間違いがありましたら、重ねて申し訳ありません。
勝手な感想も書いておりますので、一当事者の率直な感想と思ってもらえると幸いです。
午後、日本統合失調症学会第18回での、「遅発性ジスキネジア」についてのシンポジウムでの発表を3本聴きました。昨晩分と併せて、全て視聴し終わりました。
ザッと気になった内容や感想を書きます。発表された先生の名前や肩書きは簡略化させて頂きます。
1)『遅発性ジスキネジアの病因と病態』
~慶應義塾大学の竹内先生
昨日も書きましたが、病因には4つあるそうで、どうやら
「ドパミン受容体感受性仮説」が、メインみたいな印象を受けました。
ただ私は「酸化ストレス仮説」が気になりました。運動のし過ぎは、活性酸素を大量に発生させるため、逆効果になるからです。
ただ酸化ストレス仮説って、大体どの病因にも出てくる(特に加齢と共に増加する症状や疾患につてい)仮説なので、そんなに気にしなくてもいい仮説なのかな?とも思いました。
まぁ~、運動のし過ぎは、筋や健や関節を痛めたりしますから、何にしろ「ボチボチ」がいいですね。。。
酸化ストレスについては、ビタミンEが抑えるそうで(知られてると思いますが)、なんか治療現場でも使われているっぽかったです。
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あと遅発性ジスキネジアのリスク因子のうち、
「抗コリン薬の併用治療」と挙げられていましたが、これは遅発性ジストニアについては、私が見た文献では、あてはまるとするもの、あてはまらないとするものの両方がありました。
勘違いでしたら、すみません。
ジストニアは身体の部分や全身の「筋肉の強ばり」、ジスキネジアは、各部位の「筋肉の不随意運動」というのが、ザックリとした理解になるかと思います。
★私は以前、2020年~2023年まで、「遅発性ジスキネジア」疑いの「脚の組み外し運動」が出ていました。ただ、2023年冬に、①座る時にフットレストを使い始めた&②アリピプラゾール・抗不安薬ヒベルナ・ランドセン・プロムペリドール服薬を止めたところ、出なくなったので、もしかしたらただのクセだったのかもしれないです。
しかし姉は、「2023年冬の変薬前は、話が長くなると、脚組み外しがフォークダンスみたいに激しくなっていたから、やっぱり薬のせいなんじゃないかと思う」とは言っていました。
★2023年11月~の、度重なる変薬後、2024年4月に、第一世代の抗精神薬のプロムペリドール
に戻したところ、3日後に「急性ジストニア」が両脚に出ました。
↓
★抗精神薬を全て飲むのを止めました
↓
★2024年5月に抗精神薬ブロナンセリン(ロナセン)に変えたところ、急性ジストニアは出ず、遅発性ジストニアらしき、両脚の強ばり&右腕の動きにくさ&強ばりが出るようになり、抗不安薬のヒベルナ(抗コリン作用がある)を出されて飲んでいます
◎というわけで、私は、遅発性ジスキネジアおよびが悪化するリスクのある、抗コリン作用のある抗不安薬で、ジストニアを抑えるという処方を受けており、それで大丈夫なのかなぁ?と不安は覚えております。ジストニアには抗コリン作用薬が大丈夫として、足組み外し運動の遅発性ジスキネジアがまた出てきちゃったらどうする?とね。。。
ただ、色々調べたところ、ジスキネジアおよびジストニアに、抗コリン作用のある薬を処方して、軽減するという治療は普通に行われているようであり、厚生労働省の対応マニュアルにも、
載っていましたが、悪化するリスクもあると書いてあったと思いました(←ちょっとウロ覚えですみません)
2)遅発性ジスキネジアの治療
~杏林大学の坪井先生
「抗精神病薬は、遅発性ジスキネジアなどの錐体外路症状を予防するためには、第一世代薬より第二世代薬を使ったほうがいい」、というお話が、まずがは基本セオリーとして挙げられました。
★私は、第一世代薬のプロムペリドールを12年も飲んできてしまったため、ガックリきております。。。元の主治医に処方され、転院後も、引き継がれちゃったんですよね。昨年ようやく変えてもらえ、今年一旦戻されましたけど、もう断固拒否しました。
ちょっと今の主治医のことを恨めしく思いましたけど、仕方なかったのかな?とは思い直しました。私も副作用が出やすいのは知っていましたし、それで新しい世代の薬を使ってほしく、転院したのですが、今の主治医が慎重派で、前の薬との併用になっていたのですよね。。。
やはり、リスクの話のなかで、抗コリン作用のある薬との併用が挙げられました。
対処治療として、西洋科学的な治療薬の処方も色々挙げられましたが、それは医師と相談して&自分でも副作用などについて調べたうえで、決定したらいいと思ったので、ここでは挙げません。
代替医療系のものとしては、以下のものが挙げられました。
・イチョウ葉エキス←これは遅発性ジスキネジアの治療の2番目くらいのレベル段階でも
使用されることがあるらしいです(と私は聴き取ったけど、
間違っていたらすみません)
・ビタミンE←これも治療で使われているみたい
・抑肝酸、メラトニン、レスペラトロール←これらは効果があるとハッキリは言えないようです
まとめとしては、「治療法や予防法に絶対的なものはない」とのことでガックリでしたが、治療のガイドラインを作っている最中だそうです。
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私はビタミンEサプリは毎日上限量摂っているので(脂溶性ビタミンなので、摂り過ぎに要注意です)、イチョウ葉エキスのサプリは、試しに飲み始めようかと思います。
美容&健康系のサプリ紹介記事を書いた時に、有名な美容皮膚科の美人女医が飲んでいて、「頭がクリアになる」って言っていたんですよね。これは、確か宝島社のアラサー向け某女性ファッション誌での取材記事でした。
3)遅発性ジスキネジアとニューロモデュレーション
~関西医科大学 嶽北先生
ニューロモデュレーションって、わかりやすく書くと、電気けいれん療法(ECT)などの、脳の中に直接働きかける機械系の治療です。
ジストニアについては、DBS(脳深部刺激療法)での治療で、改善率が高いそうですが、
知的機能の障害や精神症状が起こるリスクがあるそうです。
さらには、これはECTの話で、後の質問コーナーでちらっと語られたのですが、
・治療3ヶ月後くらいの、ジスキネジアの再現率が高いそうです
それでも一応書いておくと、
・精神症状が安定している人はDBS(脳深部刺激療法)がよく、
・安定していない人はECT(電気けいれん療法)がいいそうです。
でも保険適用なのは、ECTだけなのかな? DBSについては確認していません。いずれ確認します。
★何にせよ、恐ろしい話だな。。。と思いました。
高齢になってくると、ジスキネジアやジストニアが悪化してきて、薬剤投与だけでは抑えられなくなることも増えてくるらしいので、他人事ではないです。
実際、私はすでに、遅発性ジストニアは確実に出ているし。
あ~。アメリカの海外ドラマで観ていた、「電気けいれん療法」が自分ごととして、近づいてくるなんて、悪夢のようですが、受け止めるしかない。。。
4)遅発性ジスキネジア診療の実際
~北里大学の村岡先生
たったひとりの事例でした。まぁ、事例検討ってそういうものかな。。。
それも「遅発性ジスキネジアを疑ったけど、結局はたぶん、抗精神病薬を減らしたことにより起こった精神症状だった」という例で、典型例ではありませんでした。
ただ、100%ジスキネジアではない、とも言い切れないそうで、鑑別が難しかったそうです。
なんと、私が今飲んでいる、抗精神病薬ブロナンセリン(ロナセン)を飲み始めた6ヶ月後に、遅発性ジスキネジアが出始めたという40代女性の例でした。
★繰り返しになりますが、私は5月からロナセンを飲み始めたのですが、今は遅発性ジストニアが出ています。ぎゃ~っ!!って感じでした。
質問コーナーで、
Q)村岡先生のその例では、抗ヒスタミン薬が効いて、遅発性ジスキネジア症状がおさまったのでは? 抗ヒスタミン薬はジスキネジアには効くのでは?
とあったのですが、
村岡先生は
A)抗ヒスタミン薬は、抗コリン作用を持つことが多いので、遅発性ジスキネジアに効いたという例は、自分は持ってない
(というようなこと)をおっしゃっていました。
他に
Q)ジスバルなどのジスキネジアを抑える薬と、ECT(電気けいれん療法)とでは、どちらを優先すべきか?
A)ジスバルなど(どの先生が答えたか忘れた。ニューロモデレーションの先生だったかな)
ってことでしたよ。ECTでは、再現率が高いという例ばかりだそうです。
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まぁ、こんな感じでした~。
その後、色々ザッと調べました
①ジストニアの種類を調べ、自分は「off dystonia」だということがわかりました。
薬が切れた朝に出ることが多いそうです。
かなり長い期間投与を受けた患者で多いとされていました。
対処薬とされている、
→・カベルゴリン(持続性のドパミン作動薬)や
・バクロフェン について、調べないとです。。。
②トリヘキシフェニジル、クロナゼパム、カルマゼピンについても
調べないと。。。クロナゼパムについては、今回の発表でもよく言及されていたのと、私も聴いたり読んだりしたことはありました。
③もちろん、ジスキネジア&ジストニア治療薬の新薬ジスバル(バルベナジン)についても調べないと。
主治医は、心臓に負担がかかるからお勧めしないと言っていたけど、もう首に強いジストニアが出たり、四肢に強いのが出て歩けないor激痛ってなったら、もう心臓どころじゃないですよね。。。
ザッと書かせてもらいました。
長文おつき合い頂き、ありがとうございました。
ではまた、引き続き、もう1件、寝る前に記事を更新するかもしれないし、
しないかもしれません。
ではまた