バタバタとしているうちに11月が終わろうとしています。
紅葉の写真も撮り納めかなといった雰囲気です。
結局、京都にも奈良にも出かけずじまいでしたが、近所の木々たちがなかなかの紅葉振りを見せてくれましたよ。
不思議なもので、夏場はそれほどでもないのに、色づき始めるとハッとするほどの美しさを見せる木がありますね・・・。
そんなことを考えていたら、城夏子さんがエッセイの中で紹介していたエピソードを思い出しました。
「・・・佐藤春夫先生は、若い女性のためのある雑誌から、女の生涯の幸福とは? とたずねられて 「美しく老いること」 とお答えになった。これは新鮮あふれるばかりの感動を私に与えた。」
恐ろしく奥の深い言葉ですね^^。美しく老いるから幸せなのか・・・幸せだから美しく老いるのか・・・
ここには各人の人生の色々なファクターが絡んでいて、紐解くのは簡単ではなさそうです。
でも何はともあれ、"美しく老いる" ことができればそれは素晴らしいことですね。
最近、年配の方々の上品な所作に目がいくようになりました。品のある身のこなし、言葉遣い、笑い方、眼差し。若い人たちには備わっていないものです。年配の方のすべてに備わっているものでもないようです。
年を重ねるって不思議です・・・。
色々なことを考えさせてくれた今年の紅葉でした。