窓辺に置いてあるアンスリウムが、最近小さな花を咲かせました。
このアンスリウムは2年ほど前、花の咲いた状態のものを買ってきたのですが、去年は咲きませんでした。手入れを丁寧にしていないのがいけないのですが、もう咲くことはないかなと勝手に思っていました。
去年の夏から、窓辺にパキラを並べて置くようになって、少しアンスリウムの様子が変わってきました。前より伸びるのが早くなった気がしていたのです。
植物同志が仲が良かったり、悪かったり、競ったり、妬んだりすることがあると、以前何かで読んだことがあります。
パキラの元気をもらって、アンスリウムもがんばっているのかなと思っていました。ただパキラは強いので、あまり水を与えません。それにつられて、ついついアンスリウムにも水をやる回数が減ってしまっていました。なのにがんばって葉を伸ばし、花を咲かせたのです。
主人曰く、「これできちんと水をくれるだろう、と思ってるんやで。」
・・・たぶんそうだと思います。
花を咲かせて、「私を見て! 忘れないで!」って言ってるんですね。きっと。
植物のただ美しいだけではない、その健気で逞しい生命力に感心しているこの頃です。