Luch Kolorita

Luch Kolorita

創作メモ と 「お気に入り」の日々

Amebaでブログを始めよう!

 

 

 

早朝の気配も少しずつ変わりつつあります。

 

公園のセミはいなくなって、代わりに虫の声が響いています。

 

 

 

この夏したことは、仕事とルームヨガと・・・少しのお料理と読書・・・そして朝散歩かな。

 

どれも地味だけど、内容的には結構充実してました。^^

 

今までにない夏だったので、今までにないことを考え、今までにない発見をしました。

 

 

 

特に朝散歩はね。とにかく、素晴らしい。

 

空が目を覚ましつつある景色は、とても言葉では表現できません。

 

ふと気づいたら、一人野原に立っていて、前方には若草山と三笠山。山際は薄紫色に霞んでる。東から陽が上ってくると、空が少しずつオレンジ色に染まってくる。ぐるっと空を見回すと、頭上にお月様がまだ残ってる。

 

私とお日様とお月様しかいない。

 

 

 

「東の野に炎の立つ見えてかへり見すれば月傾きぬ」 って、小学校のときに習った歌。

 

当時は、ヒムカシノ...の音が面白くてよく口ずさんでたけど、描かれてる風景にはたいして惹かれなかったな。

 

だけど...似た景色のなかに自分が立ってみると、そうかぁ...って思う。

 

 

 

郷愁とかに近いのかもしれないけれど、奈良のすごいところは、瞬時に1300年前を思えるところ。

 

子供時代が懐かしい、とかの時間レベルではなく。

 

 

 

朝散歩。

 

とても不思議な体験をした夏でした。

 

 

 

ということで? ^^、9月に向けなんだか忙しくなってきましたので、またしばらくご無沙汰してしまいそうですが、元気で頑張りたいと思います。

 

みなさまも、どうぞお元気で! ラブラブ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先日の長雨のあと、久々に朝歩きにいくと、数日前とはまったく違う緑が広がっていました。

 

すごいな・・・。

 

ひと雨ごとに逞しくなるのね。

 

チラチラと咲いていたネジバナも、ほとんど見えなくなっていました。

 

道縁も公園も、草がワッサワサ。^^

 

 

 

そして、カエルみたいな声で鳴いていた鳥たち (・・・ごめんね、名前知らない^^) もいなくなってて。

 

代わりに、セミの声が !  朝から元気なクマゼミ。

 

雨が春を連れて行っちゃったみたいです。

 

 

 

夜、山のおばあちゃんに電話したら、うしろでヒグラシが鳴いてた。

 

ヒグラシってこんなに早い時期から鳴くんだったかな・・・。そうだったみたい。

 

そういえば、おじいちゃんは、ヒグラシのことを 「カナカナ」 ってゆってたな。

 

 

 

ニイニイとワシャワシャで夏が始まって、少ししたらミンミン。そして最後はツクツクボウシ。

 

オノマトペって、やっぱり素敵だ。

 

 

 

また 「カナカナ」 を聴きに、おばあちゃんに電話しよう。ラブラブ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神戸では見かけることのなかったベニシジミ。

 

奈良にはいました。嬉しい。やっぱりヒメジョオンと仲良しだね。

 

小さい頃、一緒に遊んだから、とても懐かしい。

 

 

 

朝散歩に出るようになって、今まで以上に草や野花が気になるようになりました。

 

本当に、なんだか、すごい。

 

朝露って、ほんとにキラキラしてる・・・。小さいスズランがいっぱい咲いてるみたい。

 

山で育ったのに知らなかった。寝坊助だったからな。

 

おじいちゃんは朝早くから草刈りに出ていたから、たぶんこんな緑や空の色を見てたんだろうなぁ。

 

同じ場所で生きていても、見ている風景は違うんだな。

 

・・・色々考えながら歩いてます。 

 

 

 

道中の家の庭先に、まだアジサイが咲いています。

 

 

 

 

 

「思いきり愛されたくて駆けてゆく六月、サンダル、あじさいの花」  

 

 

俵万智さんの歌です。

 

ふと思い出しました。

 

絶妙な読点。とても愛おしい歌。

 

 

 

サンダルで駆け出すことはもうできないけれど、7月もスニーカーでゆっくり歩きたいと思います。

 

あ、もうすぐ 「サラダ記念日」 ですね。

 

・・・忙しいな。^^