『大和の心で読み解くルノルマンカード』(河出書房新社)
ご好評いただき、ありがとうございます
「犬」についてです。
和のルノルマンカードなのに、なんで洋犬がいるの?
そう思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本書P42~参照
ここに描かれているのはボルゾイです。
縄文時代の犬のお墓も発見されているという日本。
猟犬としての役目を終えたあとも大事にされて、手厚く葬られた証なのではないでしょうか。
というくらいに、犬と日本人の関係には長い歴史があります。
江戸時代からも、外来犬が多く見られているそうです。
そこから幕末に向かい、文明開化へと向かう時代をテーマにした和のルノルマンカードです。
柴犬や土佐犬の絵柄も考えられますが、ハイカラがもてはやされた時代背景からのあえてのボルゾイでした。
興味深い記事もありますので、ぜひ、ご参考に
信長が飼っていた”白い魔犬”
https://www.bun-o.com/2020/11/561/
明治時代に描かれたボルゾイの日本画
犬の歴史が素晴らしいブログ
ところで、犬の話の続きです。
世界でも犬は、人々の相棒となり、その忠誠心が重んじられています。
犬が象徴するのは、誠実さと友情です。
ボルゾイは外来犬ですが、こうして国を超えてやってきた犬と仲よく暮らしているというのもロマンがありませんか。
反対に日本の柴犬も、海外で人気となり、多くの方がパートナーとして迎えていると聞きます。
友愛があれば、国境も種も超えられる。
そんなことを教えてくれる和のルノルマンカードの「犬」でした。
誠実に生きて、友愛と絆を築きたいですね
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